愛媛新聞ONLINE

2023
123日()

里海を目指して 愛媛・瀬戸内法施行50年

 高度経済成長期の開発で汚染された瀬戸内海を守ろうと50年前の1973年11月2日、瀬戸内海環境保全特別措置法(瀬戸内法)が施行された。「瀕死(ひんし)の海」と言われた水質は排水規制で改善したが、一方で栄養塩や藻場、干潟が減少し、生物の多様性が失われつつある。水産業の衰退や海洋プラスチックごみの汚染も問題となる中で、豊かで美しい瀬戸内海をどう実現すればいいのか。

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