最長政権の光と影 第2次安倍内閣と愛媛

安倍首相が8月下旬、体調不良による辞任を表明した。歴代最長政権となった第2次安倍内閣は戦後政治の転換となる政策も推進し、県内の暮らしや経済などに大きな影響を与えた。7年8カ月に及んだ政権を振り返り、その光と影を愛媛の視点で検証する。

松山市内の高齢者福祉施設に届いた布製マスク。段ボール箱や紙袋に入ったまま倉庫で眠る=9月上旬
-
- 2020/9/12 <6>特定秘密保護法と共謀罪 恣意的運用恐れ 指摘 県内でも抗議活動次々 第2次安倍政権は、2014年に機密を漏らした公務員らに厳罰を科す「特定秘密保護法」、17年には犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛……
-
- 2020/9/11 <5>地方創生 独自策展開、一定の効果 息の長い支援求める声 東京一極集中の是正や活力のある地域社会の実現を目指し、安倍晋三政権が看板政策の一つとして2014年に打ち出した「地方創生」。人口減少が進む……
-
- 2020/9/10 <4>加計問題 地元 解けぬわだかまり 首相と学園 説明不十分 国家戦略特区の今治市で学校法人加計学園(岡山市)が2018年に開学した岡山理科大獣医学部。「腹心の友」の加計孝太郎理事長に便宜を図ったので……
-
- 2020/9/9 <3>安保関連法成立 解釈改憲に批判根強く 進む米との一体化、懸念 安倍政権の下で戦後70年を迎えた2015年9月、日本の安全保障政策を大転換させる安全保障関連法が成立した。日米同盟の抑止力向上を掲げた安倍……