県内豪雨災害 水がめ野村ダム 元町長・池田忠幸氏に聞く 池田の証言と記録を基に、ダムの歴史や豪雨当日の状況を振り返る。肱川(宇和川)氾濫で東西に分断された野村地域中心部=7月7日午前8時5分ごろ、西予市野村町野村(提供写真)2018/8/2<下>避難者として 大量放流 放送があれば 旧野村町の町長を務めた池田忠幸(91)の自宅は西予市野村地域の中心部、肱川(宇和川)にほど近い場所にある。7月7日の西日本豪雨で、野村ダムが大幅に放流量が増える異常洪水時防災操作を開始した後、約4メートル浸水した。 市は午前5時10分、ダムの防災操作に備え避難指示を出した。池田は自宅の防災行政無線個別受信機の…… 2018/8/1 <中>南予大干ばつを契機に 治水と農業目的で実現 「既に白石(春樹)知事や松友孟副知事、光宗(開真)本部長、喜安(虎夫)企業長等が待っておられ、自らは下座に下がると、こともあろうに私たちを…… 2018/7/31 <上>昭和前期 度重なる水害、治水の切り札 建設要望 「山丘は滝となり、道路、市街地は河川と化し、宇和川流域は数十分にして沿岸耕地、村落、市街地は大氾濫となり」―。 7日の西日本豪雨で…… 1