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憲法から見た今 施行70年えひめ

日本国憲法が今年、1947年の施行から70年を迎えた。個人の尊厳や幸福の追求、教育や労働の権利などをうたい、国の理想像を掲げた憲法。社会状況や価値観が変わり、想定していなかった事象が多くの場面で起きる中、理念は実現できるのか。今を生きるわれわれが試されている。

「憲法は国や社会の在り方を示す設計図だ」と説明する愛媛大の井口秀作教授=4月28日、松山市文京町
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- 2017/5/9 <6>労働形態 非正規「使い捨て」横行 「あと1カ月で(契約)終了だから」。アルバイト先のゲーム販売店の店長の言葉に、優(29)=松山市、仮名=は耳を疑った。数日前に雇用契約延長……
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- 2017/5/7 <5>勤労の機会と条件 人間らしい働き方希求 「早く仕事に慣れて、安定した生活ができたらいいな」。隆(20)=仮名=は県内の高校を卒業し、2015年の春、夢と希望を胸に新社会人のスター……
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- 2017/5/6 <4>奨学金 若者たちの現実 「蓄えが底ついたら…」 「2・6人に1人」。2015年度に日本学生支援機構の奨学金を受けた大学や短期大、高等専門学校などに通う学生らの数だ。全国約348万人のうち……
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- 2017/5/5 <3>返済厳しい奨学金 高等教育 遠い機会均等 「息子には借金を背負わせてまで大学に行かせたくない」。中予の団体職員洋子(44)=仮名=は目に力を込めて前を見据え、きっぱりと言い切った。……