今治染色 未来を紡ぐ 初の東京展リポート

安価な外国産に押される中、ブランド化で「奇跡の復活」を遂げた今治タオル。その品質を支えるのが地元の染色加工業だが、認知度は低く人材育成などの課題が山積する。状況打開へ県繊維染色工業組合(今治市、9社)は初の「イマバリカラーショー」を東京・南青山で先月上旬開催。2月2~12日に今治市みなと交流センター「はーばりー」でも開く。同展を通じた業界の生き残りへの挑戦を追った。

県繊維染色工業組合の初の「イマバリカラーショー」で人気を集めたメインアート=2017年12月7日、東京都港区南青山