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あの日から 西日本豪雨1年 えひめ

あの日、穏やかだった県内の風景が激変した。西日本豪雨による浸水や土砂崩れ、人的被害、住み慣れた家の倒壊…。1年が過ぎた今、被災者は何を思うのか、どう歩みを進めているのか。それぞれの現状を見つめた。

視察に訪れた人たちに豪雨時の乙亥会館の状況を説明する富本武夫館長(左)=4日午後、西予市野村町野村
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- 2019/7/19 <13>生活基盤取り戻したい みなし仮設住宅に暮らしながら自宅再建を目指す 二宮三保さん(54) 宇和島市吉田町立間尻 宇和島市吉田町立間尻のマンションの一室。行政が民間賃貸住宅を「みなし仮設住宅」として借り上げた3LDKに、西日本豪雨で被災した会社員二宮三……
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- 2019/7/18 <12>仮設住宅で傾聴カフェを続ける 四国地区曹洞宗青年会 西予市野村町 語らい 笑い 思いを共有 西予市野村町野村の応急仮設住宅の集会所で5日、住民らが世間話に花を咲かせていた。毎週開かれる「ほっとカフェ」。若手僧侶でつくる四国地区曹洞……
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- 2019/7/17 <11>吉田地域の全小中学校長の豪雨対応記録を冊子にまとめた 宇和島市小中学校長会 被災、教育現場の教訓記す 「避難している人々の中に児童を見つける。思わず『生きとったか』と言葉が出る」 宇和島市吉田地域を猛烈な雨が襲った2018年7日7日……
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- 2019/7/15 <10>避難意識向上へ活動続ける 松山市高浜地区の自主防災組織 一人でも多く助かるため 松山市高浜地区では、昨年7月の西日本豪雨で土砂崩れが多発。迅速な避難により命を落とす住民はいなかったが、骨折など重傷を負う人が出たほか、複……
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- 2019/7/14 <9>家族の絆 前を向く力に 大洲市肱川地域で自動車整備工場の再建を進める 松本憲さん(71)、幸子さん(69)一家 「このままじゃったら母ちゃんがおかしゅうなる。工場をやり直そう」「機械は全滅した。1千万円近く要るぞ」「大丈夫。母ちゃんと父ちゃんが元気に……
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- 2019/7/13 <8>逃げるのは恥ではない 家族に避難を訴え九死に一生を得た 兵頭佳凪太さん(18) 松山市緑町1丁目 命を守るための行動の大切さを、身をもって実感した青年がいる。西予市宇和町明間の自宅が土砂崩れで全壊し、九死に一生を得た兵頭佳凪太さん(18……
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- 2019/7/12 <7>古里は尊く捨てがたく 被災した自宅家屋がボランティアの拠点となった 赤松洋子さん(85) 宇和島市吉田町西小路 被災した家屋を活用し、西日本豪雨のボランティア向けの無料宿泊所として2018年9月に誕生した宇和島市吉田町立間の「Mステーション」(Mステ……