「16億円」への挑戦 経費削減とおもてなし

開幕が9月に迫った愛媛国体、全国障害者スポーツ大会に向け、県の経費節減効果が計16億円に上っている。先後催県との連携や競技施設の仮設などに知恵を絞り、小中学生や高校生も飾り花の栽培や競技用具の製作に参加。浮いた財源を仮設トイレの水洗化などおもてなしに充てる。「手づくりで身の丈に合った愛媛らしい国体」を掲げ、準備に奔走する舞台裏に迫った。

節減経費を活用した「おもてなし」に向け意欲を語る中村時広知事=7日、県庁
-
- 2017/2/18 <4>岩手会場に学ぶ トイレや足元、印象重視 「水洗式で温水洗浄便座まで付いているのか」 2016年10月、岩手県北上市で行われた岩手国体の総合開会式。愛媛県知事中村時広が県えひめ国体……
-
- 2017/2/16 <3>県民参加 高校生ら用具「手作り」 「愛媛国体のような大きな大会の役に立て、誇りに思う。アーチェリーを実際に見たことはなかったが、興味が湧いた」。東予高校3年の玉置友美子(2……