子どものために連帯を 愛媛・児童虐待防止研修会報告

全国で子どもの虐待死が相次ぎ、関係機関の協力の在り方が課題となる中、医療職の立場から多機関連携の在り方を考える県医師会の研修会がこのほど、松山市内であった。県内医療機関の現状報告があり、行政や捜査機関などとの多機関連携推進を目標に掲げ、県外事例から展望を探った。研修会の概要を前編で、東京都目黒区の女児虐待死事件の経験を壇上で語った医師の思いを後編で伝える。

「子どもの幸せを最優先に考え、子どもの立場になって判断することが虐待対応では大事」と語る木下あゆみ医師