球音の行方 愛媛高校野球 新時代へ

全国高校野球選手権大会が100回の節目を迎えた2018年。甲子園では入場者数が史上初の100万人超えを達成し、愛媛代表の済美が史上初の逆転サヨナラ満塁本塁打で聖地を沸かせるなど多くのドラマが生まれた。衰えることのない高校野球人気の一方、県内では夏の愛媛大会で初めて部員不足による連合チームが出場するなど競技人口の減少が顕著でもある。愛媛の高校野球の方向性を考えてみたい。

高校球児に指導を受け、ティーバッティングに挑戦する子どもたち=3月上旬、松山市平井町
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