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内子町長選

内子町長選 ニュース

  • 内子町長選無投票再選 手堅いかじ取り 評価  地域格差には不満も (2013年01月23日)

     22日告示の内子町長選は、現職の稲本隆寿氏(61)以外に立候補がなく、無投票で2回目の当選が決まった。2008年の内山病院(内子町城廻)廃止後、最大課題だった病院誘致の実現をはじめ、05年合併時の「新町建設計画」でうたわれた市街地整備、龍王再開発、小田深山保全、コミュニティーバス運行など各種事業を手堅く進めたかじ取りを町民が認めた結果ともいえる。
     ただ、町内に町政批判が皆無というわけではない。3町合併後の活力低下が顕著な五十崎、小田両地区では、内子座の周辺整備や、役場部署の内子分庁移設などを例に「旧内子に偏っている」と地域格差を憂う声がある。
     旧内子も含めた商店街関係者は、大型スーパーの移転新装や過疎化による不振が深刻とし、農業に比べ商工業への支援が少ないと不満を抱いている。
     稲本氏は、商店街振興を「不十分だった」と率直に認め、2期目の重点施策に掲げる目配りをした。ほかにも町議会の強い求めに応じて12年度から、未就学児だけだった入通院費無料化を小学6年まで拡大するなど配慮を見せている。
     各方面の要望に柔軟に向き合う姿勢はますます求められるが、合併後10年を経て15年度から地方交付税の優遇措置が段階的に減少していくという難題にも対処せねばならない。
     稲本氏は町職員時代に主に産業畑を歩み町政各般に精通するが、宣伝イベントの偏重や職員の萎縮を懸念する声もある。施策展開や組織運営など、2期目はさまざまな面でバランス感覚が問われる。(秦俊太郎)
  • 内子町長選 稲本氏が無投票再選 (2013年01月23日)

    無投票再選が決まり、万歳する稲本隆寿さん(中央)と、頭を下げる妻康子さん=22日午後5時半ごろ、内子町内子
     任期満了に伴う愛媛・内子町長選挙が22日、告示され、現職の稲本隆寿氏(61)=無所属、大瀬南=以外に立候補の届け出がなく、無投票で同氏の再選が決まった。2005年に旧内子、五十崎、小田の3町が合併してから3回目となった町長選は、09年の前回に続き選挙戦にはならなかった。

     稲本氏は午前7時に自宅近くの三島神社で必勝祈願。内子の八幡神社で出陣式をした。国会議員や地元県議、前町長、町議の大半など支持者約140人を前に「町の人口が毎年約200人ずつ減り、厳しい時代が続いている。地場産業に経済力をつけ、安全安心のまちづくりと、小規模高齢化集落への対応を進める三つの公約に取り組みたい」と第一声を上げた。
     この後、街宣車で町内を一巡。午後5時、無投票再選の知らせが内子の事務所に届くと支持者から拍手が起こり、安堵(あんど)の声が漏れた。
     稲本氏は午後5時半から当選報告会に臨み、集まった約80人に「町の繁栄のために力を出し尽くしたい」と決意表明。農林業と商店街の振興を図るとともに、農業生産法人の立ち上げなどで経営重視の農業を追求、初当選以来力を入れている大都市部とのパイプづくりも推進すると述べた。
     稲本氏は12年9月定例町議会で出馬表明。1期目を「60点」と自己評価し、農林業や観光、商店街の振興が不十分だったとして2期目の課題に挙げていた。(秦俊太郎)

     ◆町民と対話重ねる◆
     稲本隆寿氏の話 感謝の気持ちでいっぱいだが、無投票当選であり完全な負託を得たとは思っていない。積み残しの課題がまだまだある。気持ちを新たにし、町民との対話を繰り返していきたい。

     【稲本 隆寿(いなもと・たかとし)】
     八幡大(現九州国際大)卒。74年旧内子町役場入り。旧町教育長などを経て、合併による新内子町で05年助役、07年副町長。09年町長初当選。内子町出身。大瀬南。
  • 内子町長選22日告示 (2013年01月21日)

     任期満了に伴う内子町長選挙が22日告示、27日投票の日程で行われる。現職の稲本隆寿氏(61)=無所属、大瀬南=が再選を目指して出馬を表明し、町内の農業男性(71)も立候補を検討しているが、前回に続き無投票となる可能性がある。
     旧内子、五十崎、小田の3町合併後、3回目の町長選。稲本氏は今回、地場産業全体の経済力強化などを公約に掲げている。
     立候補の届け出は22日午前8時半〜午後5時に平岡の町民会館で受け付ける。投票は27日午前7時〜午後8時に、従来の28カ所を再編した15カ所で実施(小田地区の全5カ所と程内、村前、石畳は投票終了時間1時間繰り上げ)。午後9時15分から、同会館で即日開票する。
     2012年12月3日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は、1万5430人(男7218人、女8212人)。(秦俊太郎)
  • 内子町長選 1陣営と1人 説明会に出席 (2013年01月09日)

     任期満了に伴う22日告示、27日投票の内子町長選挙の立候補予定者説明会が8日、同町平岡の町民会館であり、再選を目指し出馬表明している現職稲本隆寿氏(61)=無所属、大瀬南=の陣営のほか、町内の農業の男性(71)が出席した。男性は「無投票にしたくないが、まだ決めていない」と話した。
     立候補の届け出は22日午前8時半〜午後5時に町民会館で受け付ける。投票は午前7時〜午後8時に、従来の28カ所を再編した15カ所で実施(小田地区の5カ所と程内、村前、石畳は午後7時まで)。午後9時15分から町民会館で即日開票する。(秦俊太郎)
  • 内子町長選 稲本氏 再選出馬表明 (2012年09月21日)

    稲本 隆寿氏
     任期満了に伴う2013年1月22日告示、27日投票の内子町長選挙で、現職の稲本隆寿氏(60)=無所属、同町大瀬南=が20日、再選を目指し立候補する意向を表明した。今のところほかに表だった立候補の動きはない。
     9月定例町議会で、武知正照氏(無所属)の一般質問に答えた。
     稲本氏は農林業や観光、商店街の振興が不十分だったとして1期目の自己評価を「60点」とした。その上で「文化、歴史、自然を生かしたまちづくりに全力で取り組みたい。2期目のかじ取りを担わせてほしい」と述べ、重点施策に地場産業の競争力強化や過疎集落対策などを挙げた。
     稲本氏は八幡大(現九州国際大)卒。1974年旧内子町役場入り。教育長、新内子町副町長などを経て09年1月、町長に無投票当選した。(秦俊太郎)
  • 内子町長選 1月22日告示27日投票 (2012年09月05日)

     内子町選挙管理委員会は4日までに、2013年2月5日の任期満了に伴う町長選挙の日程を1月22日告示、27日投票と決めた。
     投票の時間や投票所数、立候補届け出の時間など詳細は、12月2日に開く次回会合で決める。
     町長選では、現職の稲本隆寿氏(60)=1期、無所属、大瀬南=は現時点で態度を明らかにしていない。ほかに立候補の動きは表面化していない。
     1日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は1万5469人(男7235人、女8234人)。(秦俊太郎)

立候補者

◆内子町長選立候補者◆
(立候補1人、左から届け出順、敬称略)

  • 稲本 隆寿(いなもと・たかとし)61歳

    稲本 隆寿

    所属政党
    新旧別
    当選回数 1
    職業 町長
    経歴 副町長
    現住所 大瀬南
    学歴 八幡大

    【公約】

    地場産業全体に経済力をつける。安全安心のまちづくり。元気な高齢化集落づくり。

岐路に立つ先進のまち 内子町長選を前に

  • (下)町並み保存 観光客減 揺らぐ「顔」 住民主役の追求が課題 ( 2013.01.18 )

    江戸後期からの商家が並ぶ内子町の町並み保存地区。近年、訪れる人が減りつつある=1月12日、同町内子
     内子町の旧街道に、しっくい壁の古い商家が連なる。趣のある町並みは1982年、「製蝋(ろう)町」として国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定された。町の統計で、えひめ町並博があった2004年には約27万人が訪れたが、近年は09年約13万4千人、10年約11万6千人、11年約9万4千人と減少傾向。町の「顔」が揺らいでいる。
     「減った。肌で感じている」。保存地区の住民約90人でつくる八日市護国地区町並保存会の丸山昇会長(70)は困惑顔だ。東日本大震災や景気の影響とみるが、「魅力が薄れたのか」とも案じる。
     町全体の入り込み客数は宿泊施設の新規開業などで09年約105万人、10年約111万人、11年約103万人と横ばいで推移する。
     全国102カ所の重伝建のうち18番目と早い選定だった内子の不振について、岡崎直司・県近代化遺産主任調査員は伝建地区が陥りやすい現象だと指摘する。「伝建は線引きの内側(区域)で整備が進む半面、外側は蚊帳の外になりがち。まちづくりは住民の熱意と機運そのもの。住民が高齢化する中で新味をどう出していくかが問われる」と話す。
     長く保存活動に携わった元町職員の岡田文淑さん(72)は、食やまち歩き、遊びといった「文化」が観光資源とならない限り「将来はない」と断言。宣伝しなくてもメディアが目を向ける文化水準へのレベルアップこそ重要とし「そのための『住民主役』をどう追求するかが核心」とみる。
     現町政が力を入れる東京での内子ファンづくりに関しては「足元の現実を棚上げしたまま商売を仕掛けても順序が間違っており、経費も見合わない」と苦言を呈する。
     「松山市に泊まり、内子では町並みを見て1人1500円くらいの土産物を購入、約40分で去る」―。町によると、これが平均的な観光客像だという。
     町の八日町・護国保存センターの畑野亮一所長は、訪れる人が減った背景に保存地区での大型改修、高速道路南予延伸による通過点化、町並み探訪の西予・大洲への分散化を挙げ「大型バスの団体客は減ったが個人客は落ちていない。ゆっくり見てもらえる人を増やしたい」と話す。
     町では、重伝建選定30周年を記念したシンポジウムを3月初旬に開催する。「これまでの運動を総括し、今後を考えたい。住民に喜びのあるまちづくりを第一に、環境整備を保存地区以外に広げ、散策したくなるまちにしたい」と畑野所長。
     保存会も勉強会や研修を続けており、丸山会長は「土産物や飲食で、誇りと自信を持って地元の産物を提示できるよう地道に努力するしかない」と足元を見つめ直している。(秦俊太郎)
  • (上)中山間地農業 担い手不足が深刻化 大規模な耕作放棄 懸念 ( 2013.01.17 )

    山あいに広がるブドウや葉タバコの園地=15日、内子町内子
     任期満了に伴う内子町長選挙が22日告示、27日投票の日程で実施される。人口約1万8千人と小規模自治体ながら、農業活性化や町並み保存の先進的な取り組みで知られる内子の現状と課題を見る。(秦俊太郎)

     葉タバコやカキ、ブドウなどの栽培が盛んな内子町。いち早く取り組んだ道の駅での直売やグリーンツーリズムで中山間地農業の活性化をリードしてきたが、農産物の価格低迷と高齢化で全国と同様、苦境にある。
     町の調べでは、2004年度に40億円を超えていた農林業生産額は11年度に約33億円に下落。奨励制度によって葉タバコ49・5ヘクタールの大量廃作があった12年度はさらに減る見通し。
     12年度も葉タバコを1・4ヘクタール栽培した宮岡竹男さん(55)=重松=は「次の作物を見いだせないから続けただけ」と語る。面積を半減し、跡作にカボチャを始めたが「あと10年どう食べていくか。国は大型機械を入れて規模拡大せよと言うが、中山間では難しい。1、2ヘクタールでどう生きるかが問題」と訴える。
     中山間地農業は土砂の流出防止など国土保全に重要な役割を果たす。山あいの棚田や畑は放棄が進み、葉タバコ廃作でも大規模な耕作放棄が生じかねない。町は県の緊急対策事業に加え、単独でキュウリやキウイの施設整備補助(補助率3割)を実施したが、12年9月末現在、跡地の耕作を確認できたのは54・9%にとどまる。
     町認定農業者協議会長の大程久寿男さん(61)=大瀬北=は農業の最大課題に後継者問題を挙げ「70代の農家が多く、このままでは荒廃地がもっと増える」と懸念。「若者の勤め口が地元にあれば、親世代を手伝う週末農業を経て、ゆくゆく継ぐ形が取れる」と、地元雇用が農業維持にも不可欠と考える。
     1996年に道の駅としてオープンした町第三セクターの直売所「内子フレッシュパークからり」も曲がり角に来ている。町内産物に特化し、トレーサビリティー(生産履歴)で安全安心を追求してきたが、直売所の販売額は06年の約4億6300万円がピーク。11年度は約4億800万円に落ちた。からりによると、他市の大型直売所開設など環境変化が影響している。
     直売所出荷者運営協議会長の力石照子さん(57)=宿間=は農家の年齢や規模に差があり、足並みをそろえるのが難しいと感じる。「高齢者の小遣い稼ぎだけでなく、生活を成り立たせる出荷者が増える方向に向かわねば。難しいが理想は捨てたくない」と話す。
     町は今年、タブレット端末を用いる受注システム稼働などでてこ入れする予定だが、深刻化する担い手不足には「中核農業者からも出荷してもらえるようJAと連携して模索したい」とし、妙案はないのが実情だ。