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鬼北町議選 定数割れか 説明会出席 14人に達せず 欠員3以上なら再選挙 2013年03月03日(日)

鬼北町議14人の席が用意されている町議会。定数割れの可能性が浮上している=同町近永

 任期満了に伴う4月2日告示、7日投票の鬼北町議会議員選挙。2月27日にあった立候補予定者説明会に、定数14を下回る10陣営しか出席せず、無投票だけでなく定数割れによる再選挙の可能性も浮上している。県市議会議長会と県町村議会議長会はともに「県内では聞いたことがない事態」と驚きの声を上げている。

 説明会に顔を見せたのは現職9陣営と元職1陣営で、新人の姿はなかった。現職14人のうち2人は不出馬を表明している。
 公職選挙法によると、欠員が定数の6分の1を超すと再選挙が必要となる。同町の場合、立候補者が11人にとどまると、残り3議席をめぐり再選挙が行われることになる。12人が立候補すれば2人欠員のままとなる。
 旧広見町で町全域を選挙区とする選挙が始まった1959年以降の54年間、町議選が無投票となったことはない。前代未聞の事態に町選挙管理委員会は関係法令を調べ、県に問い合わせるなど情報収集を急ぐ。ただ選管が立候補を積極的に呼び掛けることもできず、「状況を見守るしかない」と気をもむ。
 名乗りを上げる人が少ない理由として、60代現職は「昔、議員は名誉職とされていたが、今は違うのかも。議員報酬は県内9町のうち下から3番目の月額17万3千円。他の仕事と兼業せざるを得ず大変だ」と分析する。
 一方、70代現職は「恥ずかしい限り。定数割れになれば、全国的にも珍しいのではないか。町民は議会に魅力を感じていないのだろう」と肩を落とし、定数削減など議会改革の必要性を訴える。
 町議会では2012年9月、議員定数を14から12に削減する議員提出議案を審議したが、6対7の賛成少数で否決された。賛成した60代現職は「人口減少が進む中、他の自治体と比べても(削減は)時代の流れで、あの時に可決するべきだった」と指摘する。
 ただ、過去には説明会に出席せず、事前に出馬が取り沙汰されていなかった人が立候補を届け出、選挙戦となり当選したケースもある。ある現職は「今後、定数割れや無投票じゃいけんと出馬する人もいるのではないか」と推測した。(高田未来)