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2022
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読者の写真 2019年 年間賞

年間賞決定 最優秀賞に上田さん
 第12回「読者の写真2019・年間賞」の審査をこのほど行い、今年の各月の1席12点から決める最優秀賞には、大洲市、上田勇生さん(35)の「骨マンモスの見た夢」(4月)を選んだ。
 1年間を通じて活躍した投稿者を対象とする優秀賞は、年間賞候補点数が最も多く、佳作以上の入賞点数が多かった宇和島市、白石信夫さん(71)に決定した。
 努力賞には、佳作以上の入賞はなかったものの1年間継続的に応募し、予選通過の力作が多かったとして、石山正昭さん(70)=今治市、西畑五雄さん(68)=松前町、兼井公子さん(69)=今治市=の3人を選んだ。
 受賞者には、賞状と受賞作品を入れた額を授与。副賞は最優秀賞2万円、優秀賞1万円、努力賞5千円。
 各月の1、2席と年間賞候補、努力賞の予選通過作品を、2020年1月7~18日、松山市大手町1丁目の愛媛新聞社ロビーで展示する。平日は午前9時~午後5時、土曜は午前10時~午後4時。日曜祝日休み。来場は公共交通機関で。入場無料。
(スポーツ・映像報道部副部長・樋口和至)

  • *写真転用は厳禁です

最優秀賞

最優秀賞「骨マンモスの見た夢」上田 勇生 大洲市

「骨マンモスの見た夢」

上田 勇生  大洲市

 今年の年間総応募数は2863点。1カ月平均239点の応募がありました。最も多かったのは5月の293点、最も少なかったのは8月の194点でした。
 最優秀賞は、骨組みだけになった西予市の稲わらマンモスと星空を狙った「骨マンモスの見た夢」(4月)でした。広角レンズでマンモスに近づき、星空とのコラボレーションに成功しました。上田勇生さんの想像力と行動力が生んだ素晴らしい作品です。昨年努力賞を受賞した上田さんは、今年も1~3席各1回、佳作5回など活躍しました。

夜間 イメージ膨らませ

 最優秀賞に輝いた上田勇生さんに、受賞の喜びや写真活動などについて聞いた。

2019年の最優秀賞に輝き、家族と喜ぶ上田勇生さん(左から2人目)
  • 2019年の最優秀賞に輝き、家族と喜ぶ
    上田勇生さん(左から2人目)=大洲市

受賞の感想は。

 びっくりしました。たくさんの先輩方がいる中、自分が賞をいただいて大丈夫か不安になりました。毎月応募していますが、いつも選ばれるかどうか自信がないんです。選んでいただき感謝しています。

受賞作撮影時の状況は。

 知り合いの情報を頼りに西予市宇和町の稲わらマンモスがふき替えのため骨組みだけになったところを狙いました。月明かりのない午前4時ごろ、17ミリの広角レンズでローアングルから星空も一緒に収めました。撮影データはISO感度4000、絞りF4、シャッタースピード20秒。好条件が重なり想像以上の写真が撮れました。

写真を始めたきっかけは。

 母が写真関係の会社で働いていた影響で、中学時代からレンズ付きフィルム「写ルンです」で日常を切り取っていました。その後、父のデジタル一眼レフカメラを借りて、父が趣味で参戦していたカーレースなどを撮影していました。撮影技術は独学です。高校卒業後、地元の建築会社に就職し、10年ほど前に自分のカメラを買いました。今はソニーα7Sにマウントアダプターを接続してキヤノンのレンズを組み合わせています。ピント合わせが手動ですが、風景撮影の多い自分のスタイルに合っています。

「読者の写真」応募の動機は。

 10年以上前に勤務先の社長から勧められました。応募した後は自分が撮った写真が新聞に載るかもしれず、わくわくした気持ちになります。パソコンが苦手なので写真印刷ができる店でプリントしています。

撮影テーマの見つけ方は。

 西予市まで足を延ばすこともありますが、基本的に大洲市の四季を感じる風景を狙っています。撮影は夜から明け方にすることが多いです。撮影前にはどんな写真が撮れるかイメージを膨らませてから現場に行きます。休日は家族との時間を大切にしています。

撮影中、心掛けていることはありますか。

 撮影現場の近くに住んでいる人たちの迷惑にならないよう気を付けています。夜間に現場に到着した際は、車のドアを閉める音が最小限になるようにゆっくり閉めたり、現場で遭遇した人とは小声で話したりしています。写真を撮らせてもらっているという気持ちを忘れないように心掛けています。

今後の目標は。

 今回は西予市で撮影した作品で最優秀賞をいただきました。次は大洲市で撮影した作品で選んでいただけるよう頑張ります。

優秀賞

優秀賞「争い」白石 信夫 宇和島市

「争い」

白石 信夫 宇和島市

 年間賞候補がトップの2回で、佳作以上の入賞が6回だった白石信夫さんに4年連続で贈ります。中でも自宅の庭で2羽のスズメが餌を巡ってけんかをしている様子を捉えた「争い」(1月の年間賞候補)は印象的な作品の一つでした。片方のスズメの上に力強く立っている様子はユニークですが、愛らしい姿とは相反し、野生の厳しさが伝わってくる作品です。白石さんは2席2回、3席1回など、今年も活躍しました。

努力賞

努力賞「田植え準備」 石山 正昭 今治市

「田植え準備」

石山 正昭 今治市

 「田植え準備」(7月) 夕焼け空の下、今治市菊間町種の太陽石油四国事業所近くの田んぼで男性が田起こしをしています。石山正昭さんからは西条市禎瑞の中山川の土手のシバザクラを車の窓ガラスを利用して撮影した作品や、堤防の上でたたずむカワセミとカラスを一枚に収めた作品など夕景や野鳥を狙った作品が届きました。予選通過は6点。
努力賞「伊予灘ものがたり 夢をのせて」 西畑 五雄 松前町

「伊予灘ものがたり 夢をのせて」

西畑 五雄 松前町

 「伊予灘ものがたり 夢をのせて」(3月) スイセンの花が広がる伊予市双海町の海岸線をJR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」が走っています。西畑五雄さんからは菜の花を背景に線路の上を歩く猫の姿を捉えた作品や、香川県丸亀市の夏祭りで切り取った楽しそうな女性の踊り手など祭りや線路を絡めたスナップ写真が届きました。予選通過は6点。
努力賞「松林の輝き」 兼井 公子 今治市

「松林の輝き」

兼井 公子 今治市

 「松林の輝き」(12月) 松葉を焼く白い煙に包まれた今治市桜井6丁目の志島ケ原の松林の中を撮影者の孫娘が三輪車で走っています。白い光芒(こうぼう)が印象的です。兼井公子さんからはほかにも孫娘を被写体に虫捕り網を手に真剣な表情でセミを狙う姿や、楽しそうにサクラの花びらが舞う様子を眺めている作品が届きました。予選通過は5点。
  • *優秀賞・努力賞は受賞者の代表作を掲載しています。

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年間賞

応募のしおり

規定
題材は自由。未発表(二重投稿不可)で半年以内に撮影の作品。大きさはL判以上、四つ切り程度まで。合成写真は不可。組み写真の場合はその旨を明記してください。作品裏面に郵便番号、住所、氏名、生年月日、電話番号、題名、撮影年月日、場所(市は町名、町は大字まで)、撮影時の状況やカメラの設定、感想を書いたメモを作品の天地(上下)に合わせて貼付。毎月25日締め切り(必着)。応募作品は返却しません。撮影の際は法令やマナーを順守、プライバシーに配慮し、被写体本人の承諾を得てください。不適切な場所・方法で撮影した作品は対象外とします。題名などは新聞表記のルールに合わせることがあります。
送り先
郵便番号790-8511、松山市大手町1の12の1、愛媛新聞社編集局「読者の写真」係
審査・発表
愛媛新聞社編集局で審査、翌月の本紙と愛媛新聞ホームページ
1席 1点、2万円▽2席 2点、1万円▽3席 3点、5千円▽佳作 5点、図書カード▽奨励賞 数点、図書カード
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