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2018
924日()

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読者の写真 2008年 年間賞

初の年間賞決定 最優秀賞に藤原さん(西条)
 今年から新設した「読者の写真・年間賞」の審査がこのほどあり、最優秀賞に西条市古川、高校教諭藤原清人さん(36)の西条祭りでの作品「フィナーレ」(11月分1席)を選んだ。
 審査では、今年の1席12点から最優秀賞を1点。優秀賞として、「敗者復活」の意味を込め、各月の審査で上位入賞作とテーマが同じなどの理由で選外となった秀作から4点を選考した。
 読者の写真は1966年4月、応募要項のしばりを設けずにスタート。現在のスタイルになったのは1995年2月から。 今年は予選通過者の名前を紙面掲載するなどリニューアルし、投稿者が急増。 6月に初めて月内総数が200点を超えるなど、月間最多記録を4回塗り替え、今年の応募総数は2266点に上った。
 各受賞者には、賞状と額入りの受賞作品を授与。副賞として最優秀賞に3万円、優秀賞に1万円を贈った。
 優秀賞は次の皆さん。
 薬師寺孝男(鬼北町)中岡清秀(松山市)浅倉忠則(内子町)白石信夫(宇和島市)
(審査評 : 映像報道部副部長・村上健二)

  • *写真転用は厳禁です

最優秀賞

最優秀賞「フィナーレ」藤原清人 西条市

「フィナーレ」

藤原清人 西条市

 今年の1席12点から選ぶ審査は審査員5人の評価が分かれ、最終的に3点に絞って協議。 その結果、50代以上のベテラン組を抑える格好で、30代の藤原清人さんが初の年間チャンピオンに輝きました。 11月の審査評で紹介した通り、夜の手持ち撮影でこれほど鮮明に描写できるのはお見事。テーマに新鮮味がない分、高い技術が求められますが、完ぺきなまでの撮影テクニックと感性を評価しました。

ベストのアングルを予測 写真集を出すのが夢

 年間最優秀賞に輝いた藤原清人さんに喜びの声や今後の抱負などを聞いた。

受賞の感想は。

 藤原 今年は1席を2回取っているので、もしかしてチャンスがあるかなと気になっていたが、とてもうれしい。

受賞作の苦労やエピソードは。

 藤原 今年は祭り前に雨が降り、水かさが増していた。ひざまで川に入り、不安定な足場での撮影だった。三脚は使えず、ぶれないようにVRレンズを使用。ISO感度を800に上げ、シャッター速度は125分の1秒で撮った。意識したのはみこしの位置。だんじりが囲んで移動するため、ベストのアングルを予測してカメラを構えた。

カメラ機材は。

 藤原 「キヤノン1DマークⅡ」と「キヤノン40D」。レンズは12―24ミリ、24―105ミリ。背景をぼかすには70―200ミリで、マクロは105ミリ。最近買ったお気に入りは28―300ミリで、オールマイティーなレンズとして重宝している。

写真の魅力や好きになったきっかけは。

 藤原 小学4年のとき、望遠鏡を親に買ってもらい、星の撮影をしてからとりこに。学生時代には写真のサークルもつくり、流星や月食などもたくさん撮影した。雑誌にも取り上げられ“星の写真で藤原”と言えば、そこそこ有名だった。 しかし子どもが生まれて遠出しづらくなり、仕方なく望遠鏡を売って新しいカメラを購入。星を撮れなくなったのは残念だが子どもの成長記録を残せる楽しみができた。

今後の抱負は。

 藤原 写真集を出したい。たくさん撮りためているが、パソコン内に残すだけでは面白くないですから。

読者の写真コーナーへの意見や感想は。

 藤原 応募者が増えているようなので、少しでも多くの作品を掲載してほしい。予選通過者の名前を入れているのは、撮影者の励みになると思う。最近、子どもなど人物の写真が少なくなっているように感じる。

優秀賞

 年間賞候補に残ったのは19点。その中から選ばれたのは4点で、全員が今年5回以上入賞のベテランとなりました。 来年は、斬新な作風の「新人」の登場や、今年賞に恵まれなかった人の活躍にも期待します。

優秀賞「お手伝い」薬師寺孝男 鬼北町

「お手伝い」

薬師寺孝男 鬼北町

 薬師寺孝男さんの「お手伝い」(1月分)。三間町旧庄屋毛利家で、つるし柿イベントの1こま。子どもが興味津々のかき棒とわらのかごが、絵的にもポイントアップです。カメラの存在を感じさせない自然な表情をスナップできています。薬師寺さんは1月に1席でスタートし入賞6回。人物のポーズだけではなく、被写体の感情まで伝わってくる味のある作品が多かったですね。

優秀賞「日差しを浴びて」中岡清秀 松山市

「日差しを浴びて」

中岡清秀 松山市

 中岡清秀さんの「日差しを浴びて」(6月分)。東温市・白猪の滝。完全逆光に対する露出が最適で、季節感に合った色温度での描写に成功。水しぶきに当たる光線に木の影が力強いトーンを与え、枝の輪郭は自然美にプラス効果です。中岡さんは入賞6回。多様な応募作から、行動範囲の広さと写真撮影に必要なフットワークの良さがうかがえます。

優秀賞「春から初夏へ」浅倉忠則 内子町

「春から初夏へ」

浅倉忠則 内子町

 浅倉忠則さんの「春から初夏へ」(6月分)。滑床渓谷の大嵓(おおくら)の滝。ツバキの花がワンポイントになり、色や配置的バランスがよく、アングルの良さが光ります。浅倉さんは5月の1席を含め入賞5回。今年もたくさんのネイチャーフォトを送ってくれました。絞り込んでパンフォーカスな写真が多く、いつもクリアな撮影ができています。

優秀賞「将来の夢」白石信夫 宇和島市

「将来の夢」

白石信夫 宇和島市

 白石信夫さんの「将来の夢」(11月分)。宇和島市・三浦天満神社の秋祭り。相撲の休憩時間に「お兄ちゃん行事」のまねをする男の子のポーズを表情豊かにショット。各人物に違った動きや表情があり、足先にまで感情が出ているのがユニークです。白石さんは10月の1席を含め入賞6回。ファインダー内の隅々まで構成を意識した撮影ができ、画角いっぱいにドラマが凝縮していることが多いですね。

  • *優秀賞・努力賞は受賞者の代表作を掲載しています。

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年間賞

応募のしおり

題材・規定
自由、未発表(二重投稿お断り)で、半年以内に撮影の作品。
大きさはL判(一般プリントサイズ)以上四つ切り程度まで。組み写真も可。
作品裏面に郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、題名、撮影年月日、場所、撮影時の状況を簡単に書いたメモを添付。応募作品は返却しません。
締め切り
毎月25日
送り先
〒790-8511 松山市大手町1丁目 愛媛新聞社編集局「読者の写真」係
審査・発表
愛媛新聞社編集局で審査、翌月の本紙と愛媛新聞ホームページ
一席:1点 2万円、二席:2点 1万円、三席:3点 5000円、佳作:5点 図書カード、奨励賞:数点 図書カード

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