低価格を売りにした温泉宿泊施設を展開する湯快リゾート（京都市）は２日、愛媛県松山市道後姫塚に４日開業する「四国松山　道後彩朝楽（さいちょうらく）」の内覧会を開き、地元住民ら約３００人が訪れた。四国初進出で、全国２４館目。同社が３月に土地・建物を取得した「つかさビューホテル」の内外装を一新した。
　施設は鉄筋コンクリート５階建て。延べ床面積８１１２平方メートルで部屋数は８３室。個人客をターゲットにしているため、館内に６カ所あった宴会場を全てなくし、レストランや新しい部屋に改装した。
　温泉は今治市の鈍川温泉の湯を週３回輸送して使用。従業員約８０人のうち半数は「つかさビューホテル」から継続雇用した。
　郷土料理を取り入れたバイキング形式の朝夕食付きで、宿泊基本料金は１泊税込み８１００円。