愛媛新聞ONLINE

2023
128日()

西予市図書交流館 野村分館

おすすめ本紹介(5月)

2023年5月7日(日)

 

 

 

 

 

本はただの紙ではありません。 

そこには作者がいて、対話し、思索を深めることができます。 

また、自分では上手く言葉にできない感情や状況も、卓越した描写で切り取ってくれますね。 

読書しながら笑ったり泣いたり憤ったり。 

また、そんな言葉が聞きたかったと感激したり。 

理解が深まることで人生が広がる読書。 

一日に一行でもいい、本を手にとってみよう。 

多々ある本の中から、毎月何冊かを紹介します。 

 

一般書 (寄贈いただいた本より) 

 

〇『黒真珠』(文庫) 

連城三紀彦:著 中央公論新社:発 

 

3月下旬の新聞書評にも掲載のあった1冊。 

連城作品は、ミステリと恋愛小説の融合といった作風が特色で、読者を驚かせる細かいサプライズやどんでん返しが豊富に仕込まれており楽しめる。 

 

〇『ぶたぶたの本屋さん』 

ぶたぶたさんはブックカフェの店長。 

本に囲まれている。 

1冊の本がそっと背中を押してくれる。 

こんな本屋があったら常連になりそう。 

ハートウォーミングな物語。 

「ぶたぶたさんシリーズ」あり。 

 

〇『心の持ち方 完全版』 

ジェリー・ミンチントン:著 

ディスカヴァー・トゥエンティーワン:発 

 

人生にポジティブな変化をもたらし、人生を豊かにするような、心の持ち方のヒントが詰まっている。 

全92項目、気分に合わせて好きな項目から読める。 

THINK  POSITIVE 

 

〇『マニア流!まちを楽しむ「別視点」入門』 

合同会社別視点:編 学芸出版社:発 

 

本書ではマニアや専門家たちの「別視点」をヒントに地域の魅力を発掘し楽しむ方法が紹介されている。 

観察、発信するコツからまちづくりのヒントまで。 

いつもの何気ない風景も、よく見れば面白さにあふれている。 

 

児童書( 寄贈いただいた本より) 

 

〇『たのしい絵かきうた』 

新川昭一:監修 らくがき舎:編 永岡書店:発 

 

「♪1.にいちゃんが 2.さんえんもらって 3.まめかって 4.くちをとんがらかしてあひるさん」 

「♪ぜろ(0) いち(1) に(2) さん(3) 2.おばけだ 3.ぞ」 

などなど歌いながら、あっという間に絵が完成! 

 

〇『感動のどうぶつ物語 夢の階段』 

青空純:編著 西東社:発 

 

西東社の大人気「ミラクルラブリーどうぶつシリーズ!」の中の1冊。 

胸キュンの動物たちとのラブリーな物語から感動ストリーまで、マンガ&小説で読み応えたっぷりのシリーズ。 

この巻では、 

「どうぶつにかかるさまざまなお仕事」が紹介されている。 

この他、西東社の「ミラクルシリーズ」は、占い、おしゃれ、マナー、料理、クイズ、身体のことなどラインナップが豊富で、楽しくて読みやすくてためになる! 

 

〇『動物探偵ミア』 

ダイアナ・キンプトン:著 ポプラ社:発 

 

主人公の少女ミア。 

大おばさんからうけついだ銀のネックレス。 

首にかけたら動物と話せるようになって・・・! 

物語の面白さはもとより、ミアのおしゃれなコーデやポーチの中身もかわいいアイテムがいっぱいで、わくわくしちゃいます💛 

 

〇『犯人はキミだ!』 

たちまちクライマックス委員会:編 

ポプラ社:発 

 

ハラハラドキドキが止まらない学園ミステリー8編を収録。 

 

その他リクエストにより、下記の本も準備できました。 

 

〇ノンフィクション 

『母という呪縛娘という牢獄』 

齊藤 彩:著 講談社:発 

 

〇『死者の奢り・飼育』(文庫) 

大江健三郎:著 新潮社 

 

読み継がれる名作 

 

絵本 『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』 

くさばよしみ:編 中川学:絵 汐文社:発 

 

2012年、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた国際会議での、南米ウルグアイのムヒカ大統領の演説が、子ども向けに意訳され、絵本になっている。 

 

=貧乏とは少ししか持っていないことではなく、 

無限に欲があり、いくらあっても満足しないことです。= 

幸福とは何か、深く問いかける絵本。