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大雨災害

西日本豪雨振り返り 駆ける!防災士

2022年7月6日(水)(愛媛新聞ONLINE)

 東京都に次いで47都道府県中2位の防災士数を誇る愛媛県(2022年6月末時点)。各地で多彩な防災士が活動している。中予での取り組みを追った。

 

西日本豪雨で被災直後の松山市高浜地区(高浜地区自主防災連合会提供)

西日本豪雨で被災直後の松山市高浜地区(高浜地区自主防災連合会提供)

西日本豪雨で被災直後の松山市高浜地区(高浜地区自主防災連合会提供)

西日本豪雨で被災直後の松山市高浜地区(高浜地区自主防災連合会提供)

 

 

命守った顔見える関係

 

 次々と崩れる斜面、宅地に流れ込み数十cm積もった土砂――。

 

 2018年7月、西日本豪雨は松山市高浜地区でも猛威を振るった。土砂災害が相次ぎ建物被害は全壊8、大規模半壊12、半壊7(住家、非住家の合計、市まとめ)。だが死者は出なかった。いち早く異変を察知した住民同士の声掛けによる早めの避難が奏功。地道な防災活動が育てた意識と「顔の見える関係」が後押しした。

 

 

 

声掛けで危機一髪

 

 「7月6日の日没前後から消防団や町内会、民生委員さんらと手分けし、一軒一軒に危険を知らせた。声掛けで避難後に自宅に土砂が押し寄せ、危うく難を逃れた人もいる」

 

松山市高浜地区 蔭原政徳さん

松山市高浜地区 蔭原政徳さん

松山市高浜地区 蔭原政徳さん

松山市高浜地区 蔭原政徳さん

 

 

 そう振り返るのは、高浜地区自主防災連合会長で防災士の蔭原政徳さん。長年、地元の防災活動を引っ張ってきた一人だ。同連合会による月1階の勉強会や、地区内に出向く出前講座。町を歩いての危険箇所チェック。小中学校と連携し、生徒らにも避難所運営などに積極的に関わってもらう年1回の訓練――。防災活動に人が集まり、絆も強まった。

 

 

 

教訓生かす自主防

 

 西日本豪雨は多くの教訓を残した。2019年6月、高浜地区自主防災連合会の勉強会では「危険と判断したら市の避難勧告を待つ必要はなく自主的に避難」「最悪の状況でも、すぐ連絡できる連絡網を平時から整備」などのポイントを共有。防災士の姿も多く、高浜中1年の二宮快地君は「西日本豪雨後に地元でボランティアや物資の受け入れを担当したとき、防災士資格が役立った」と力強く語った。

 

中学生も積極的に関わる防災訓練(高浜地区自主防災連合会提供)

中学生も積極的に関わる防災訓練(高浜地区自主防災連合会提供)

中学生も積極的に関わる防災訓練(高浜地区自主防災連合会提供)

中学生も積極的に関わる防災訓練(高浜地区自主防災連合会提供)

西日本豪雨当時の対応について松山市興居島で講演する蔭原さん

西日本豪雨当時の対応について松山市興居島で講演する蔭原さん

西日本豪雨当時の対応について松山市興居島で講演する蔭原さん

西日本豪雨当時の対応について松山市興居島で講演する蔭原さん

 

 

 蔭原さんは西日本豪雨で土砂災害などが起きた地区内30カ所以上をマッピング。空撮も含め被害や復旧状況の写真を残し、同連合会の報告書にまとめた。「被害を忘れず、次に備えるため」。避難時の要支援者リスト整備など、課題はまだまだ多いという。

 

 

 

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