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2022
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【今治明徳柔道部】名もなき草に花を咲かせる【今治精華剣道部】

 

三島との大将戦で執念の引き分け。初めて男子団体でのインターハイ出場を決めた

三島との大将戦で執念の引き分け。初めて男子団体でのインターハイ出場を決めた

県総体女子団体決勝、副将戦で鮮やかな面が決まる

県総体女子団体決勝、副将戦で鮮やかな面が決まる

 

 

 

今年8月、愛媛県武道館で全国高校総体(インターハイ)柔道競技が開催される。出場枠(団体・個人共に2位まで)を決める県総体で、今治明徳女子が団体で2連覇。男子も2位に入り、アベック出場を決めた。また、剣道では今治精華が、接戦の連続を見事に勝ち上がり女子団体で初優勝を果たした。

快進撃を見せた2校には共に「今治の私立高」であること以外に不思議な共通点があった。それは「エリートではない地元中心の選手たち」と「選手の素質を見極め、情熱を注ぎ込む指導者夫婦」。選手と指導者が一丸となって夢をつかみとった2校の舞台裏を取材した。(杉野一郎)

 

■インターハイアベック出場

 

三島との大将戦で執念の引き分け。初めて男子団体でのインターハイ出場を決めた

試合終了の瞬間、泣き崩れる今治明徳の笠井宝聖監督と、コーチで妻の光さん

試合終了のブザーと共に、今治明徳柔道部の笠井宝聖監督と、妻でコーチを務める光さんは、人目もはばからず泣き崩れた。悲願だった男子団体でのインターハイ出場を決めた瞬間だった。去年は女子団体で19連覇を狙う新田を退け初優勝した今治明徳。今年も女子は、個人戦でも優勝したエースの菅原知紗に加え2年生の新星・高濱琉依が躍動し連覇を達成した。 

一方の男子は決勝リーグでライバル新田に敗れ、もう1枚の切符争いは、三島との最終戦にまでもつれ込んだ。

今治明徳は先鋒が反則負けを喫したものの、中堅が1本勝ちで取り返し、勝負は大将戦へ。勝ちか引き分けでインターハイが決まる大一番。大将の上村大樹が終始攻め続け、執念の引き分け。初めての男子団体でのインターハイ出場を決めた。

男女のアベック出場は2019年の新田以来、県内では2校目の快挙。試合後の笠井監督は、目を真っ赤に腫らしながら「新田には負けましたが、僕も嫁も生徒たちに『日本一を狙うぞ』と言い続けてきたので、インターハイに出られるという安心感と、この子たちがよくここまで付いてきてくれたという思いがこみ上げてきました」と選手たちをねぎらった。

 

今治明徳が柔道に力を入れ始めたのは4年前。柔道の名門・山梨学院大などで活躍した笠井監督を迎え・・・

 

【今治明徳と今治精華。「雑草軍団」を開花させた指導論や、選手たちの思いに迫ります】

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