愛媛新聞ONLINE

2022
817日()

新聞購読ボタン新聞購読
新規登録ボタン新規登録
メニューボタンメニュー

「くじ運に恵まれない学校」はどこだ?【データで見る高校野球愛媛大会】

 

松山大の檀裕也副学長。「数学の普及につながることなら何でも聞いてください」という「数学の伝道師」である

松山大の檀裕也副学長。「数学の普及につながることなら何でも聞いてください」という「数学の伝道師」である

シャトル打ちでバッティングの感覚を確かめる今治明徳ナイン

シャトル打ちでバッティングの感覚を確かめる今治明徳ナイン

 

 

今年、大学に入学した娘が、松山東高野球部のマネージャーをしていたこともあり、高校野球に関する記事はじっくり読む習慣がある。

その中で最近目に留まったのが、夏の愛媛大会の勝率について竹下世成記者がまとめた愛媛新聞ONLINEの記事。「2010年以降は勝率が高い順に済美、今治西、宇和島東、新田…」。公式戦、練習試合と松山東が負けた記憶がよみがえる。名前を聞いただけで勝てる気がしない強豪・名門ぞろいだ。もうすぐ愛媛大会の抽選会。各校とも最後の夏にこんな学校とは初戦から対戦したくないだろうなあ。いや反対に「どうせなら強いところとやりたい」と思うのかも。

こういうときに外野というのは無責任なことを思い付くものである。果たして、抽選で勝率ベスト10の学校に当たる割合は、どれぐらいなのだろうか。悪い方に取れば「くじ運に恵まれない学校」とでも言い換えできるかもしれない。竹下記者の硬派な分析に対する「B面」企画。過去10年分のトーナメント表を見ながら、公明公正な「抽選」にまつわる不思議を、データと数学でゆるーく探った。(坂本敦志)

 

⚾ベスト10校の初戦勝率92.9%

 

組み合わせ抽選会で抽選札の番号を読み上げる主将=2019年6月、松山市のにぎたつ会館

調べたのは2011~21年の愛媛大会で、新型コロナウイルスの感染防止のため、形式を変えて行われた20年を除く10年分。10年以降「勝率ベスト10」の済美、今治西、宇和島東、新田、松山聖陵、川之江、小松、西条、聖カタリナ学園(16年から参加)、東温の各校と、1回戦で対戦した学校をピックアップしていった。

ベスト10校は強豪だけに、シードで2回戦からの出番となることが多いものの、例年5~7校は1回戦から登場していた。21年は松山聖陵―新居浜商など7試合行われ、すべてベスト10校が勝利している。19年の小松―新田といったベスト10校同士の対戦を除くと、10年間で56試合あったが、ベスト10校側の勝率92.9%と、1回戦にそびえ立つ壁となっている。

まるで「ボスキャラ」のようなベスト10校と1度でも1回戦で対戦した学校は40校あり、その中で・・・

 

【くじ運の良い、悪いとは何なのか?数学の力を借りて解明に挑みます。さらにはくじを引く選手の思いにも迫ります】

    残り:1975文字/全文:2783文字

    この記事は読者会員限定です。会員登録すると続きが読めます。

    Web会員登録(無料)で月5本まで有料記事の閲覧ができます。

    ※2022年3月からSpecial Eに「いいね」ボタンを追加しました。
    ※いいね数が増えると励みになります。
    アプリ取得

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。

    • iosアプリ
    • androidアプリ