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金の価格高騰「世界一の金塊」おいくら?(静岡新聞)

2022年6月11日(土)(友好社)

時価20億円を超える重さ250キロの金塊。アクリル板越しに触ることができる=5月中旬、伊豆市の土肥金山

時価20億円を超える重さ250キロの金塊。アクリル板越しに触ることができる=5月中旬、伊豆市の土肥金山

金をテーマにした観光施設の土肥金山

金をテーマにした観光施設の土肥金山

時価20億円を超える重さ250キロの金塊。アクリル板越しに触ることができる=5月中旬、伊豆市の土肥金山

時価20億円を超える重さ250キロの金塊。アクリル板越しに触ることができる=5月中旬、伊豆市の土肥金山

金をテーマにした観光施設の土肥金山

金をテーマにした観光施設の土肥金山

 ロシアによるウクライナ侵攻のニュースが伝えられ、不安定な世界情勢を実感する日々。食材など生活に身近な品が値上がりする中、金の価格も高値で推移している。「そういえば静岡県伊豆市の土肥(とい)金山には『世界一の金塊』があるが、時価はどうなったのだろう」。気になっていたところ、読者の疑問に答える本社「NEXT特捜隊」に、静岡市の30代主婦から「どれだけ価値が上がっているのでしょうか」との疑問が寄せられ、土肥金山へ車を走らせた。

 

 伊豆市唯一の沿岸部の土肥地区。静岡市の清水港と駿河湾フェリーでつなぐ土肥港のそばにあるのが、金をテーマにした観光施設の土肥金山だ。

 

 土肥金山は佐渡金山(新潟県)に次ぐ金の産出量を誇った伊豆地域最大の金山。1370年代から採掘が始まったとされる。枯渇によって1965年に閉山し、坑道の一部を観光向けに整備して一般公開を始めた。

 

 「巨大金塊」が登場したのは2000年。ミレニアムの記念で土肥金山を運営する土肥マリン観光のグループ会社が重さ200キロの金塊を鋳造した。

 

 「あれ、今展示されている金塊の重さは確か250キロだったような…」。土肥金山の勝呂淳課長代理が経緯を教えてくれた。

 

 「元々は200キロだったんです。だけど『世界一』を抜かれてしまって」。お祝いムードもつかの間、04年に台湾政府が220キロの金塊を鋳造して記録を更新したという。そこで改めて250キロの金塊を鋳造し、世界一を奪還。06年にギネス世界記録に認定された。

 

 一時期200キロと250キロの金塊を並べて展示していたといい、1カ所に450キロもの金塊があったというのだから驚きだ。

 

 250キロの金塊は05年7月から一般公開を始め、現在はアクリルケースの穴から手を入れて触ることができる。

 

 公開当時の相場で価格は約4億1千万円だったが、今年に入って金の価格高騰に拍車が掛かり、4月には過去最高の1グラム8969円を記録。

 

 250キロの金塊は時価22億4200万円になった。

 

 土肥金山は価格高騰にあやかり「金塊に触れると金運が上がる」などと誘客のPRをする。しかし、勝呂課長代理は「世界情勢が混乱すると値上がりするのが金。手放しでは喜べない」と複雑な心境をこぼした。

 

 観光客でにぎわった連休が明けて客足が落ち着き始めた5月中旬、家族旅行で来訪して金塊に触れた東京都の会社役員(49)は金塊が時価20億円超えだと知ると「セキュリティーが大変そう」とぽつり。

 

 価格が20億円を超えた辺りから警察の巡回を増やしてもらうなど警備を強化しているという。施設の警備概要を聞こうとすると、勝呂課長代理はきっぱりと「トップシークレットです」。金塊のそばでは警備員が常に目を光らせている。(静岡新聞)

 

【金の店頭小売価格は10年間で約2倍に】

 

 金の売買が目的の来店客が、多い日は十数人に達している安心堂静岡本店(静岡市葵区)。田中佳幸店長は「新型コロナウイルスの拡大、ロシアのウクライナ侵攻などの不安定な世界情勢で金への信頼が高まっている」と推測。今後の相場変動は「予想が極めて困難」としつつも、当面は取引対応で多忙が続くと展望する。

 

 特約店契約を結ぶ田中貴金属工業(東京)によると、金の店頭小売価格は4月に過去最高の1グラムあたり8969円を記録し、その後も8千円台で高止まっている。2012年の平均小売価格は4321円で、10年間で約2倍に跳ね上がった。

 

 金の取引希望者は、宝飾品や時計を求める常連客よりも、初めて店を訪れる個人が大半を占めている。従業員がほかの業務に対応できないほど、希望者が相次いで来店する日もあるという。(静岡新聞)

 

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