四国中央
大王製紙三島工場で火災
2022年5月23日(月)(愛媛新聞)

建屋から出火した大王製紙三島工場=23日午後7時10分ごろ、四国中央市三島紙屋町

建屋から出火した大王製紙三島工場=23日午後7時10分ごろ、四国中央市三島紙屋町
23日午後6時50分ごろ、愛媛県四国中央市三島紙屋町の大王製紙三島工場内の建物から出火、市消防が消火活動を行っている。四国中央署と市消防によると、午後8時半時点でけが人の情報はなく、ボイラーやベルトコンベアーが燃えているとみられる。
同社の説明では、燃料サイロ周辺のコンベヤー付近が火元とみられ、周囲への延焼の恐れや環境への影響はないとしている。
現場は国道11号沿いで、工場や倉庫が密集する臨海地区。近くには同社の四国本社・生産本部がある。生産への影響もない見込み。
出火場所近くでは四国中央署が国道を全面通行止めにした。同工場では、2019年1月にも火災が起きている。
三島工場で長く働いていたという市内の男性(74)は夕方の散歩中、工場前を通りかかって火災に気づいた。心配そうな表情で建屋を見やりながら「ボイラーから火が出たのかな、すごい勢いで炎が上がっていて驚いた」と口にした。
別の通行人の男性によると、建屋の方向から「バーン」という爆発音が聞こえたという。「最初は下の方が燃えていたが、だんだん上に向かって燃え広がっていた」と話していた。