西予市図書交流館 野村分館
野村分館おすすめ本紹介4月(2)
2022年4月24日(日)
本はただの紙ではありません。
そこには作者がいて、対話し、思索を深めることができます。
また、私たちでは上手く言葉にできない感情や状況も、卓越した描写で切り取
ってくれますね。
笑ったり泣いたり憤ったり、そんな言葉が聞きたかったと感激したり。
また、理解が深まることで人生が広がる読書。
一日に一行でもいい、本を手にとってみよう。
多々ある本の中から、毎月何冊かを紹介します。
新入荷図書(一般書)
・「おんなの女房」
蝉谷めぐ実(せみたにめぐみ):著 角川書店:発
文学-小説-歴史・時代小説
歌舞伎を知らぬ女房と、女より美しい“女形”(おんながた)の夫。やがて惹かれ合う夫婦を描く、エモーショナルな時代小説。女房とは、女とは、己とはいったい何なのか。いびつな夫婦の、唯一無二の恋物語が幕を開ける。
・「20代で得た知見」
F(エフ):著 KADOKAWA:発
文学-エッセイ-日本のエッセイ
インターネットでは出会えない、この本の中の言葉に触れてみてください
・「心をととのえるスヌーピー 悩みが消えていく禅の言葉」
チャールズ・M・シュルツ:著 谷川俊太郎:訳 光文社:発
哲学・宗教・心理―宗教―仏教
「実はスヌーピーは『読む座禅』。禅に通じるピーナッツコミックの世界」。(ジャケットの帯により)
表紙も、お馴染みのスヌーピーの絵と日本らしい竹や松がミックスされています。
モノクロで描かれ、余白が生きているピーナッツコミックは、禅につうじるものがあり、登場するキャラクターのセリフにも禅語と重なる部分が多々見られます。また、無言でもそこには禅語に通じる世界が広がっているのです。
・「遠い昨日、近い昔」
森村 誠一:著 バジリコ:発
伝記・手記―伝記―日本
『人間の証明』『悪魔の飽食』など、話題作の数々を世に問うた作家人生のすべて!焦土から出発し、数々の名作を生んだ社会派推理作家が、戦後日本の移ろいに自らの思いを重ねて綴る初の自伝。
・「週刊朝日臨時増刊号 サザエさん 長谷川町子没後30年 2022春」
朝日新聞社:発行
雑誌
特集は「昭和の風景」。真ん中あたりには「エプロンおばさん」傑作集を掲載あり。さらにその下段には、「世相やニュースと振り返る長谷川町子の歩み」年表あり。一口に「昭和」といっても長い。国民的漫画を楽しみながら、ぜひ当時の様子を知ってください。
・その他「新入荷図書」
◎漫画「ヤンキー君と白杖ガール」うおやま:著 KADOKAWA:発
◎漫画「HEART STOPPER」 アリス・オズマン:著 トゥーヴァージンズ:発
◎漫画「ひとりでしにたい」 カレー沢薫:著 講談社:発
◎小説「同志少女よ、敵を撃て」 逢坂冬馬:著 早川書房:発
◎小説「人面島(じんめんとう)」 中山七里:著 小学館:発
◎小説「香君(こうくん) 上・下」 上橋菜穂子:著 文藝春秋:発
◎その他の一般書、大型絵本や紙芝居、児童書も新入荷しました!!
=図書館・図書室の役割がよくわかる小説=
「図書館ホスピタル」 三萩せんや:著 河出書房新社:発
「図書室のピーナッツ」 (ハートフルブックストーリーシリーズ)
竹内真:著 双葉社:発
~オマケ
本の背表紙のシールは図書の分類、所在記号、請求記号で、913.6なら「キュウ イチ サン テン ロク」と読みます。