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お隣の放置樹木 対策は?(熊本日日新聞)

2022年4月16日(土)(友好社)

放置された空き地から伸びた竹林。午後は日が遮られてしまう=熊本市南区

放置された空き地から伸びた竹林。午後は日が遮られてしまう=熊本市南区

 熊本日日新聞の「SNSこちら編集局」(S編)に40代の女性会社員(熊本市南区)から「道向かいの空き地から自宅の敷地内に竹が覆い被さり困っている」との声が寄せられた。空き地や空き家、隣人宅から、自宅敷地内に伸びる植物に悩まされる人は少なくない。市保健所によると、2020年度の空き地の雑草や害虫に関する相談は245件に上った。どのように対処すればいいのだろうか。

 

 女性は11年に南区に自宅を新築し、家族で関東から引っ越した。住み始めた当初、空き地は整理されていたが、数年後には竹が伸び、敷地内にまで覆いかぶさるようになったという。「風が吹けば一瞬で庭はササの葉だらけ。高さ10メートル以上の竹林のせいで、冬の午後は日が当たらない」と訴える。「竹が倒れて車が通れない時もある。自転車が倒れた竹にぶつかって転倒し、けがした高校生もいた」と道路の通行にも支障が出ているという。

 

 放置竹林は日が入らず腐りやすいため、倒れやすいという。市空き家対策課は「市に相談してくれれば、現地を調査し、ひどければ所有者に行政指導する」と強調。「ただ、行政指導に強制力はなく、最終的には所有者と直接交渉するしかない」とも。道路通行の妨げになっている場合、市など道路管理者が支障がある部分のみ除去するという。

 

 土地の所有者を調べるには、法務局で登記簿を取得する方法がある。しかし、所有者が死亡後、相続していないなど、見つからないケースも増えている。熊本市は18年の調査で空き家と確認した3698軒のうち、所有者不明が相当数あるとみている。

 

 被害世帯にとって明るい兆しもある。民法は所有者の許可なく、敷地内に覆いかぶさった樹木の伐採を禁じている。しかし、「所有者に枝の切除を催告したにもかかわらず、相当期間、切除しない時は切除できる」などと昨年4月に法改正され、来年4月に施行。所有者不明の場合や、催告から2週間程度たてば被害世帯が伐採できるようになる。

 

 熊本市も条例で空き地の所有者は「雑草などが繁茂して生活環境上、支障が生じないよう努めなければならない」と規定。同課は「放置された空き家や土地は防犯上も問題がある。所有者は責任を持って管理してほしい」と呼び掛ける。(熊本日日新聞)

 

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