愛媛新聞ONLINE

2022
815日()

新聞購読ボタン新聞購読
新規登録ボタン新規登録
メニューボタンメニュー

第49回愛媛新聞スポーツ賞

全国高校選抜自転車学校対抗男女優勝・全国高校総体自転車男子学校対抗優勝 松山学院高自転車競技部

2022年1月1日(土)(愛媛新聞)

全国高校総体で男子学校対抗4連覇を果たした松山学院高自転車競技部=2021年8月

全国高校総体で男子学校対抗4連覇を果たした松山学院高自転車競技部=2021年8月

 全国高校選抜の学校対抗で男女とも圧勝して日本一に立つと、全国高校総体でも男子学校対抗で4連覇を達成。個人種目がほとんどの自転車競技だが、部としての総合優勝にこだわっている。

 

 全国高校選抜は男女計12種目のうち7種目を制覇。男子だけでなく、実質活動3年目の女子の躍進も光り、全国高校総体でも上位入賞が相次いだ。

 

 2016年の創部以降有望選手が全国から集まり、結果を出す好循環が生まれている。「自分の力にうぬぼれずに練習を重ねた結果」(鮫島浩二監督)、内容でも他を圧倒する成績を出し続けてきた。創部から指導する菊池仁志コーチは「あぐらをかかず、常に新しい挑戦を模索している」と選手をたたえる。

 

 年々存在感を高め、追う側から追われる立場へ。プレッシャーは高まるが、22年も見つめる先は日本一だけだ。「絶対に総合優勝する」。鮫島監督は力強く言い切った。(石川美咲)

 

 

 

【全国高校選抜男子スクラッチ優勝 阿部英斗選手(17)=2年】

 

全国高校選抜大会の男子スクラッチを制した阿部英斗選手=2021年8月(撮影・末光徹)

全国高校選抜大会の男子スクラッチを制した阿部英斗選手=2021年8月(撮影・末光徹)

全国高校選抜大会の男子スクラッチを制した阿部英斗選手=2021年8月(撮影・末光徹)

全国高校選抜大会の男子スクラッチを制した阿部英斗選手=2021年8月(撮影・末光徹)

 実力者がそろう中、1年生で選抜大会出場。爆発的なスプリント力で頂点をつかんだ。

 

 北九州市出身。水泳選手だった母親の影響で4歳からトライアスロンを始め「自転車からの景色は流れるように変わる。気付けばほかの練習をしなくなっていた」。地元の中高一貫校に通い競輪選手を目指したが「夢のKEIRINグランプリ優勝へ、強豪が集う学校でもまれたい」と両親を説得し松山学院に入った。

 

 選抜覇者として挑んだ全国高校総体は無念の9位で「おごりがあった。人生最大の挫折」。今年はチームを引っ張る立場で「集中力の高め方と雰囲気づくりを学んだ」という先輩に「個々の能力は僕らも負けない」と全国高校総体学校対抗5連覇を誓う。(末光徹)

 

 

 

【全国高校選抜男子スプリント優勝 半田誠選手(18)=3年】

 

全国高校選抜大会自転車男子スプリントで優勝した半田誠選手=2021年8月(撮影・石川美咲)

全国高校選抜大会自転車男子スプリントで優勝した半田誠選手=2021年8月(撮影・石川美咲)

全国高校選抜大会自転車男子スプリントで優勝した半田誠選手=2021年8月(撮影・石川美咲)

全国高校選抜大会自転車男子スプリントで優勝した半田誠選手=2021年8月(撮影・石川美咲)

 がっしりした体と裏腹に涙もろい性格。「頼りない主将」と本人は言うが、裏表のないまっすぐな姿勢がチームの躍進を支えた。

 

 熊本県御船町出身。選抜大会で頂点に立ちながら「1~3位の力は大差なく、展開が味方しただけ」。1年間で太ももを一回り大きくしたが、全国高校総体の1キロ速度競走は準優勝に終わった。松山学院には弟が来春入学予定で「中学時代の自分より自己ベストは上。届かなかった全国高校総体個人タイトルを取ってくれるはず」。

 

 松山学院の「自転車最強校」の称号は「チーム一丸」のたまものとアピール。「仲が良い分、皆が負けず嫌い。高め、喜び合って成長できた」と仲間を誇り、後輩と弟にバトンを託す。(末光徹)

 

 

 

【全国高校選抜・全国高校総体 男子3キロ個人追い抜き優勝 大仲凜功選手(18)=3年】

 

全国高校総体自転車男子3キロ個人追い抜きで頂点に立った大仲凜功選手=2021年8月(撮影・石川美咲)

全国高校総体自転車男子3キロ個人追い抜きで頂点に立った大仲凜功選手=2021年8月(撮影・石川美咲)

全国高校総体自転車男子3キロ個人追い抜きで頂点に立った大仲凜功選手=2021年8月(撮影・石川美咲)

全国高校総体自転車男子3キロ個人追い抜きで頂点に立った大仲凜功選手=2021年8月(撮影・石川美咲)

 レース後半に加速する脚力を武器に松山学院の男子で唯一、選抜大会と全国高校総体の個人競技で連覇した。

 

 3年間、3キロ個人追い抜きとロードレースを中心に鍛えた。選抜王者として迎えた全国高校総体は「自己ベストと日本記録を出す」と集中力を高めて臨んだ。実現できなかったが「学校対抗4連覇に最大の結果で貢献できたことが何よりもうれしい」と拳を突き上げ、感情を爆発させた。

 

 中学3年の時に参加した部活動体験会でレベルの高さに衝撃を受け、堺市から門をたたいた。「一生の財産になる仲間にも出会えた。卒業後も互いに刺激し合う関係でいたい」

 

 大学に進学して競技を続ける予定で「1年目でインカレを制す」と次の目標を定める。

 

(末光徹)

 

 

 

【全国高校選抜 男子1キロタイムトライアル優勝 佐藤壮志選手(18)=3年】

 

全国高校選抜大会自転車男子1キロタイムトライアルを制した佐藤壮志選手=2021年8月(撮影・石川美咲)

全国高校選抜大会自転車男子1キロタイムトライアルを制した佐藤壮志選手=2021年8月(撮影・石川美咲)

全国高校選抜大会自転車男子1キロタイムトライアルを制した佐藤壮志選手=2021年8月(撮影・石川美咲)

全国高校選抜大会自転車男子1キロタイムトライアルを制した佐藤壮志選手=2021年8月(撮影・石川美咲)

 選抜大会のタイムトライアル(TT)を制したものの、スプリントに転向した全国高校総体は3位。「多くのレースで勝ちきれなかったが、課題を次に生かす」と練習に励む。

 

 父親が経営する熊本市のスポーツジムで幼少期から遊び「頑張った分、スピードが出る」と気に入っていたのが自転車のマシン。訪れる競輪選手に自然に憧れるようになった。

 

 単独のTTと異なり、スプリントは2~4人で走行。相手の一瞬の動きを見逃さず仕掛ける判断力が必要だが「判断ミス」で負けた全国高校総体は弱点を見直す機会となった。

 

 競輪選手になり五輪に出るのが夢。「やり切った」という松山学院での3年間を財産に競輪学校に向かってペダルを踏み込む。(末光徹)

 

 

 

【全国高校選抜3冠 全国高校総体3冠 垣田真穂選手(17)=2年】

 

全国高校選抜大会と全国高校総体で女子個人3冠に輝いた垣田真穂選手=2021年8月(撮影・末光徹)

全国高校選抜大会と全国高校総体で女子個人3冠に輝いた垣田真穂選手=2021年8月(撮影・末光徹)

全国高校選抜大会と全国高校総体で女子個人3冠に輝いた垣田真穂選手=2021年8月(撮影・末光徹)

全国高校選抜大会と全国高校総体で女子個人3冠に輝いた垣田真穂選手=2021年8月(撮影・末光徹)

 初出場の全国高校選抜、全国高校総体でそれぞれ3冠、2キロ個人追い抜きでは日本高校記録を更新するなど、大躍進の一年だった。「全国大会で全部金メダルを取るのが目標だった。達成できてよかった」とほほ笑む。

 

 サッカーで培った持久力を武器に、高校から本格的に自転車に取り組む。身体能力だけでなく、負けん気の強さや吸収力も長所。有望選手が集まる松山学院の練習環境について「互いに高め合え、自転車に集中できている」と話す。

 

 伸び盛りの17歳が次に狙うのは世界だ。「2022年は世界で3位以内に入りたい」。夢は五輪のロードでのメダル獲得。最高学年の22年はさらなる飛躍の年になりそうだ。(石川美咲)

 

    アプリ取得

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。

    • iosアプリ
    • androidアプリ