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第70回愛媛新聞賞・経済部門

大王製紙特別顧問 井川俊高さん(80)=四国中央市出身(東京在住)

2022年1月1日(土)(愛媛新聞)

「製紙業界にとって水は命」と語る井川俊高さん

「製紙業界にとって水は命」と語る井川俊高さん

【産業伸長 文化にも貢献】

 

 古里の四国中央市を常に大切にしてきた。大王製紙創業家の一員として製紙産業の伸長に尽くしたほか、四国中央商工会議所会頭、市スポーツ協会会長などを務め、地域の経済、文化の発展に貢献してきた。

 

 大王製紙では創業者である父・井川伊勢吉氏の薫陶を受け、1986~2008年に代表取締役として副社長、会長などを歴任。青年の頃に米国留学で学んだ製紙の専門知識を経営に生かした。

 

 富郷ダム(01年給水開始)建設時には工業用水の確保に尽力し、紙のまちの生産拡大につなげた。「製紙業界にとって水は命だが、高くては使えない」と、国などと交渉を重ねて料金低減を実現した。

 

 早くから海運の重要性に着目し、会社を設立して事業を拡大させた。「物流の安定化に不可欠だった」とし、「CO2(二酸化炭素)排出削減につながった」と振り返る。

 

 体育文化の興隆にも努めた。市スポーツ協会の前身の伊予三島市体育協会を財団法人化し基盤を整えたほか、伊予三島運動公園体育館整備や、えひめ国体開催などのための募金に協力。地元奨学会の理事長も長年務め、古里の人材育成に取り組んだ。(小椋哲郎)

 

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