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衆院選2021えひめ

県内4小選挙区終盤情勢

2021年10月27日(水)(愛媛新聞)

 

 終盤に入った衆院選で、県内4小選挙区の情勢を探った。(敬称略、衆院選取材班)

 

 

 

<1区>

 

【塩崎が安定 友近追う】

 

 自民新人の塩崎彰久が父で前職の恭久の後継として地盤を着実に固め安定した戦い。野党共闘により一騎打ちを挑む立民新人の友近聡朗は浮動票を取り込み、追い上げを図る。

 

 塩崎は7月に後継候補となり短期決戦をこなす。実像を知ってもらうため、多くの有権者に会おうと懸命。連日、地元の県議や市議らの協力を得て地域や企業を巡る。独自の人脈で新たな支持層も広げる。陣営からは、新型コロナ禍であいさつ回りなど従来型の活動が思うようにできておらず「手応えをつかみづらい」との声も聞かれた。

 

 友近は党幹部の来援を受け支持を訴える。陣営は「街頭での有権者の反応は悪くない」としつつ、低調な選挙ムードを危惧。24日の参院静岡選挙区補選で勝利した立民と国民の推薦候補が無党派層の多くに浸透していた状況を踏まえ「自公政権への不満がたまっている」と期待感を膨らませ、積極的な投票参加を呼び掛ける戦略を描く。

 

 

 

<2区>

 

【村上盤石 2新人離す】

 

 自民前職の村上誠一郎が盤石。国民新人の石井智恵と共産新人の片岡朗は最終盤に向け浸透を図る。

 

 村上は当選11回で、首長や自民県議らの支援を受け手堅い選挙戦を進める。今治市では友党の公明の集会で支持を呼び掛け。喫緊の課題とする財政や金融、外交の立て直しに加え、自民の海運・造船対策特別委員長としての実績も強調し、地域色を出す。

 

 石井は松山市の山間部で第一声を上げるなど過疎地域への対応をアピール。新型コロナで一律の現金給付や消費税減税など緊急経済対策を主張し、他党との差別化を図る。「県内小選挙区から初の女性国会議員を」と訴え、女性票の獲得も目指している。

 

 片岡は新自由主義からの転換などを訴える。今治、中予の両地域を交互に回って支持拡大に懸命。新型コロナ禍で従来型の選挙戦が行えない中、短期決戦で「有権者が理解を深める時間がない」といった声もあり、顔を見てもらえる街頭活動に力を入れる。

 

 

 

<3区>

 

【白石と井原 攻防続く】

 

 県内野党唯一の議席維持を目指す立民前職の白石洋一と自民新人の井原巧が激しい攻防を展開。両党から幹部らの来援が続く。

 

 井原は県議や四国中央市長、参院議員を経験し「国政、県政、市政とのパイプ役」として与党議員の必要性を説く。一方、野党共闘を「野合」と批判。地元の3市長や地方議員、公明からも支援を受け組織戦を継続する。各地での集会で足場を固め、知事中村時広との親交をアピール。街宣車で住宅街の路地にも入り、浸透を図る。

 

 白石は3区に5度目の出馬となり、自身の足で地域を回った経験を生かし、有権者一人一人とのつながりを重視。「普通の人の生活が懸かっている選挙。身近で便利な国会議員になる」と強調し、街宣を強化する。参院議員の永江孝子(愛媛選挙区)らが支援。党代表の枝野幸男も入り、競り勝とうと最終盤へ無党派層に狙いを定める。

 

 25日までの期日前投票は四国中央、新居浜、西条の3市とも前回同時点を上回っている。

 

 

 

<4区>

 

【長谷川 地域まとめる】

 

 自民新人の長谷川淳二が前職の後継候補として地域をまとめる。無所属元職の桜内文城が追い上げ、共産新人の西井直人は浸透を急ぐ。諸派新人の藤島利久と無所属新人の前田龍夫も立候補している。

 

 長谷川は出馬表明以降、地域をくまなく回り前職の地盤の継承に全力。こども政策担当相の野田聖子らの来援も受けた。陣営は他候補の浸透を念頭に、引き締めを図る。

 

 桜内は選挙カーで地域を巡りながら街宣して支持拡大を図る。宇和島市出身を強調し差別化。陣営はこれまでの街頭演説で一定の手応えを得ており、さらなる上積みを目指す。

 

 西井は野党統一候補を前面に「国民の命と暮らしを守る政治、原発廃炉」などを主張。立民の擁立取りやめによる出遅れを取り戻そうと、政権批判の受け皿になるべく追い込む。

 

 藤島はネットや街宣車で脱原発などを訴える。

 

 前田は政権を批判し草の根で活動する。

 

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