愛媛新聞ONLINE

2021
917日()

新聞購読
新規登録
メニュー

愛・スポーツ(インタビュー)㉙

東温高校ソフトボール部監督 伊藤圭一さん(45)

2021年3月19日(金)(愛媛新聞ONLINE)

 「野球は高レベルになると身体能力の差が大きくなるが、ソフトはダイヤモンドも小さく、肩が弱かったり体格的に恵まれていなかったりしても、技術を磨けばパワー不足を補える。選手間の連携や個々のスピード感を鍛えれば、どんどんチーム力が上がるのが魅力」と語る。

 

伊藤圭一教諭

伊藤圭一教諭

伊藤圭一教諭

伊藤圭一教諭

 伊藤さんは伊方小4年の時、地元のスポ少に入団。周りの友達がみんな入っていたので、ソフトをするのが当たり前の環境だった。愛宕中では軟式野球部に入り、「昔からよくいる野球小僧でした」と笑う。八幡浜高校では、「個人競技をやってみたい」と考え陸上部に入部。110メートルハードルで3年時にインターハイ出場を果たした。そして福岡大学へ進んだ際、「インターハイの次は、国体に出てみたい」との思いが芽生え、再びソフトボールを始めた。大学時代に福岡県代表選手に選ばれ、2度の国体出場を経験した。

 

 大学卒業後は、住宅系の民間会社に就職。社会人チームで競技を続ける一方、恩師の大学監督が引退するのを機にソフトボール部の監督を任され、3年間後輩たちの指導に当たった。

 

 「選手目線ではなく、監督としてソフトボールを指導する立場になって、新たな気付きが多かった。選手たちの心をつかみ、やる気を起こさせる難しさを痛感することも多かったが、反復練習を積み重ねて結果を出す喜びを感じ、本格的に指導者の道に進みたくなった」という。

 

伊藤監督のノックを受けるソフトボール部員たち

伊藤監督のノックを受けるソフトボール部員たち

伊藤監督のノックを受けるソフトボール部員たち

伊藤監督のノックを受けるソフトボール部員たち

 27歳で愛媛へUターンし八幡浜高校で2年間講師を続け、29歳で念願の高校教諭に採用された。2011年から東温高校に赴任し、10年間ソフトボール部監督を続けている。

 

 2017年の愛媛国体を前に、ゴールデンエイジ育成にも携わり、東温高は16年の全国高校総体で準優勝を飾った。県内では松山工が強豪校として君臨。「打倒松工」を目標に練習に熱を入れている。

 

全国大会出場を目指す東温高校ソフトボール部

全国大会出場を目指す東温高校ソフトボール部

全国大会出場を目指す東温高校ソフトボール部

全国大会出場を目指す東温高校ソフトボール部

 愛媛国体では、東温と松山工の合同選抜チームを結成。惜しくも決勝で涙を飲んだが、堂々の準優勝を果たした。スタッフ兼コーチを務めた伊藤さんは「両校が切磋琢磨して愛媛のソフトボールの競技力が底上げできた」と振り返る。

 

 生徒数の減少に伴い、部員不足で県内の部活動が縮小傾向にあることを危惧。「学校単位での部活動の維持は困難になりつつあり、学校の枠を超えた広域的なクラブチームの設立を考える時期に来ている」と将来の高校スポーツのあり方についても提言する。

 

【伊藤圭一(いとう・けいいち)さん】小学校のスポ少でソフトボールを始め、中学は軟式野球、高校では陸上でハードル競技。大学進学後にソフトボールを再開し、大学・社会人で選手として国体に計3回出場した。29歳で高校教諭となり、2011年から現職。

 

 

 

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。