3週間かけ1300人に
新型コロナワクチン 市立宇和島病院で医療者への接種開始
2021年3月9日(火)(愛媛新聞)
市立宇和島病院(宇和島市御殿町)で8日、新型コロナウイルス感染症ワクチンの医療従事者らへの優先接種が始まった。同院では3週間をかけ、医療機関職員や救急隊員、保健所職員ら感染者や疑いのある患者に頻繁に接する業務に携わる関係者約1300人に1回目の接種を行う予定。初日は医師や看護師115人が接種を受けた。
初めに問診で既往症や過去にアナフィラキシーショック(激しいアレルギー反応)を起こしたことがあるかどうかなどを確認。接種後は、急性のアレルギー反応に備えて15分間待機して職場に戻った。
接種を受けた梶原伸介院長は「全く痛みは感じなかった。早く日本全体がワクチンを受けられるようになってほしい」と話した。
同病院によると、午後5時時点で1人が気分の悪さを訴えた。血圧が上昇しており、30分間の休憩後に職場へ戻った。接種の副反応かどうかは不明とした。
2回目の接種は29日から3週間での実施を予定している。