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2時間4分56秒の記録樹立

マラソン日本新・鈴木選手 一夜明けオンライン会見

2021年3月1日(月)(愛媛新聞)

びわ湖毎日マラソン優勝から一夜明け、笑顔で記者会見する鈴木健吾=1日、大津市(代表撮影)

びわ湖毎日マラソン優勝から一夜明け、笑顔で記者会見する鈴木健吾=1日、大津市(代表撮影)

 28日のびわ湖毎日マラソン(大津市皇子山陸上競技場発着)で2時間4分56秒の日本新記録を樹立して初優勝した鈴木健吾選手(25)=富士通、愛媛県立宇和島東高出=が1日、オンラインでの記者会見に臨んだ。偉業から一夜明け「日本新を出したことを少しずつ実感している。走ることが好きだという感覚を地元で身につけられたから、今があると思う」と心境を語った。

 

 鈴木選手の記録は、東京五輪代表の大迫傑選手(ナイキ)が昨年3月にマークした2時間5分29秒を33秒更新した。日本選手初の2時間4分台に到達した走りを「映像を見ると、後半は自分が思った以上に体が動いていた。たくさんの人から祝福の連絡をもらった。いろんな人が見ていてくれたんだと、すごく感じた」と振り返った。

 

 快走の要因は「ウエートトレーニングやスピード練習を強化してきたが、一年を通じてけがなく練習を続けられたことが大きい。スタッフとコミュニケーションをとって判断できた」と自己分析。同席した富士通の福嶋正監督は「意識していたのは勝ちにいくレースをすること。記録は後からついてくると思っていたが、日本記録は予想していなかった。故障さえしなければ試合で形にできる選手。継続的なトレーニングをしてほしい」とさらなる成長に期待した。

 

 鈴木選手は宇和島東高時代に全国高校総体に出場するなど、愛媛で地道に土台を築いた。「力を発揮できていない時期、さまざまな出会いに力をもらった。愛媛での『鍛錬期』が今につながっている」と総括。「四国や愛媛はまだまだ長距離で強くならないといけない。少しでもいい影響を与えられるよう、いい報告ができるようやりたい」と地元の後進やファンに活躍を誓った。

 

 2024年にはパリ五輪が控える。「まだタフさが足りない。もう少し強いトレーニングや揺さぶりに耐えられるようなタフさを求めたい。一発で勝負を決める爆発的なスピードも必要になる。特別な練習より、日々の積み重ねが一番大事。故障なく上積みできれば、もっと上のタイムも見えてくる」。日本記録保持者は、飽くなき向上心とともに語った。

 

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