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柔道・県体重別選手権

全階級で初王者 新田高から5人

2021年2月16日(火)(愛媛新聞)

【66キロ級決勝】延長戦、寝技で攻める新田高・越知世成(左)=14日、県武道館

【66キロ級決勝】延長戦、寝技で攻める新田高・越知世成(左)=14日、県武道館

【90キロ級決勝】松山大・萩優佑(右)が小外掛けで技ありを奪う=14日、県武道館

【90キロ級決勝】松山大・萩優佑(右)が小外掛けで技ありを奪う=14日、県武道館

【66キロ級決勝】延長戦、寝技で攻める新田高・越知世成(左)=14日、県武道館

【66キロ級決勝】延長戦、寝技で攻める新田高・越知世成(左)=14日、県武道館

【90キロ級決勝】松山大・萩優佑(右)が小外掛けで技ありを奪う=14日、県武道館

【90キロ級決勝】松山大・萩優佑(右)が小外掛けで技ありを奪う=14日、県武道館

 柔道の県体重別選手権は14日、県武道館で男子7階級のトーナメントを行い、全階級で初優勝者が誕生した。5階級を制した新田高勢は60キロ級北園隆道、66キロ級越知世成、73キロ級重松弥真斗、81キロ級中矢琉斗、100キロ超級高田遼真がそれぞれ優勝。90キロ級は萩優佑(松山大)が頂点に立ち、100キロ級は串山謙士郎(松山聖陵)が決勝で35歳のベテラン・佐々田真良(三津浜柔道会)を破った。

 

 各階級の優勝者らは、愛媛県で開催予定の四国4県対抗大会(開催日未定)に出場する。

 

 

 

【大接戦 集中切らさず 66キロ級・越知(新田高)】

 

 新田高勢同士の対決となった66キロ級決勝。延長を含めて12分を超えた熱戦は、2年生の越知世成に軍配が上がった。

 

 互いに手の内を知り合う間柄だけに、しばらく膠着(こうちゃく)状態が続いた。延長に入り、立ち技に切れのある3年生平山舞人が徐々にペースをつかみ始める。延長3分、平山の足払いが技ありと判定されたが、ビデオ判定で取り消しに。その後は、越知が組み際の一瞬を狙う奇襲と得意の寝技を絡めた攻めで流れを取り戻し、最後はわずかに技が途切れた平山に指導が与えられ、ようやく決着がついた。

 

 越知は昨年1月の全国高校選手権県大会決勝で先輩の平山に敗れていた。約1年ぶりの再戦を僅差でものにし、「最後にリベンジできて良かった。形はどうあれ、とにかく勝ちたかった」。今年は先月の県大会を制して全国選手権出場を決めており、「全国に向けていい流れをつくりたいとも思っていた」とほっとした様子だった。

 

 手足の長さや柔軟性を生かすセンスの良さが光る半面、試合運びにはまだ粗削りな部分もあり、課題克服に力を入れてきた。長時間の大接戦でも集中を切らさなかったこの日の成果を自信にしつつ、「寝技での取りこぼしや、苦手な組み手もある。勝つべき試合でしっかり勝てるようにならないと」とさらなるレベルアップを期している。

 

 

 

【引き出しの多さ奏功 90キロ級・萩(松山大)】

 

 勢いのある高校生が次々と優勝を決める中、90キロ級は松山大2年の萩優佑が学生の意地を見せた。初戦から決勝まで全試合で高校生と対戦し、いずれも完勝。「元気がよく実績もある選手ばかりだったが、まだまだ年下には負けられない」とすがすがしい表情で大粒の汗を拭った。

 

 決勝は、新田高1年の新鋭・秋山大季が相手。「先に組んで払い腰を仕掛ける」という当初の想定とは異なり、がむしゃらに攻める秋山に先手を取られる展開となった。そこで受けの強さを生かした接近戦に変更。秋山の技を受け止め、そのまま捨て身のような体勢から小外掛けを狙う力勝負を仕掛け、2度の技ありを奪った。

 

 広島の強豪・崇徳高出身の20歳。昨年4月以降は新型コロナウイルスの影響で部の活動が自粛となり、夏ごろまで自主的に走り込みをしたり母校の稽古に参加したりして体力を維持した。「自分が技ありを取った後に取り返される試合が続き、調子は良くなかった」と振り返るが、相手のスタイルに応じて闘う引き出しの多さは、大学生らしさを感じさせる試合運びだった。

 

 「試合前の練習に付き合ってくれた先輩や仲間の声掛けがあってこその勝利だった」と謙虚に語る。この1年は満足に活動できなかった分、今年に懸ける思いは強い。「春以降は全国大会につながる中四国予選も始まる。もっと頑張らないと」と気合を入れ直していた。

 

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