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2月28日から

人物や時代掘り下げ 宇和島文学歴史講座

2021年1月21日(木)(愛媛新聞)

 

仙波ひとみ氏

仙波ひとみ氏

谷 さやん氏

谷 さやん氏

伊藤 絵理氏

伊藤 絵理氏

 第23回宇和島文学歴史講座(宇和島市生涯学習センター、愛媛新聞社主催)が2月28日、3月7、14日の3回、宇和島市鶴島町のパフィオうわじまで開かれる。3人の講師が宇和島や南予ゆかりの歴史や文学などをテーマに語る。講座の概要と講師の略歴を紹介する。

 

 

 

■「渋沢栄一と宇和島」(2月28日)

 

 NHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の主人公渋沢栄一は宇和島とゆかりが深い。そもそも明治以降の栄一の活躍のきっかけをつくったのが伊達宗城だ。穂積陳重の妻は栄一の娘歌子だし、南予護国神社には栄一が寄進した、こま犬も現存する。宗城や陳重を通じて、栄一やその家族たちは宇和島と深くかかわっていた。その具体像を、宗城と栄一とのつなぎ役となった意外な人物の存在や、幕末・明治の時代背景、宇和島伊達文化保存会に伝わる栄一自筆の書状なども交えながら紹介する。

 

 

 

 【仙波ひとみ氏】(せんば・ひとみ)1976年、松山市生まれ。公益財団法人宇和島伊達文化保存会研究員。近著「武田耕雲斎勢の越前入りと宇和島藩京都周旋方による情勢探索」。

 

 

 

■「不器男からの手紙―芝不器男没後90年を経て」(3月7日)

 

 1930(昭和5)年2月に26歳で死去した芝不器男は「卒業の兄と来てゐる堤かな」「あなたなる夜雨の葛のあなたかな」「白藤や揺りやみしかばうすみどり」など、清新な叙情句を残した。

 

 彼は、ふるさと松野町で家族を中心にした句会を楽しんだ。兄嫁梅子とはことに気が合い、大学時代仙台から俳句指導の長い手紙を書き送っている。今も煌(きら)めくそのメッセージを、私たちも受け止めたいと思う。

 

 

 

 【谷 さやん氏】(たに・さやん)1958年、松山市生まれ。俳人。句集「逢ひに行く」、著書「芝不器男への旅」「空にねる」。

 

 

 

■「史料が語る山家清兵衛」(3月14日)

 

 宇和島市に鎮座する和霊神社の祭神としてよく知られる山家清兵衛は、宇和島藩祖伊達秀宗の家老だった人物。1620(元和6)年6月30日深夜、何者かの襲撃を受け非業の死を遂げた。後に「和霊騒動」「宇和島騒動」と呼ばれるようになるこの事件は、いまだ多くの謎に包まれている。

 

昨秋、宇和島市立伊達博物館にて開催した「山家清兵衛没後400年 伊達と和霊様-忠直剛毅(ちゅうちょくごうき)の軌跡-」の内容を基に、現存する史料などから清兵衛の人となりや功績を読み取り、さまざまなかたちで後世に語り継がれている姿を紹介する。

 

 

 

 【伊藤 絵理氏】(いとう・えり)1986年、大分県生まれ、国学院大学文学部日本文学科卒業。宇和島市立伊達博物館学芸員。専門は民俗学。

 

 

 

 各講座とも午後2時~3時半。受講料は3講座千円、1講座のみは500円。定員50人。問い合わせは、市生涯学習センター=電話0895(49)5922、愛媛新聞社企画事業部=電話089(935)2355。新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止する場合がある。

 

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