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愛媛出版文化賞 受賞者に聞く

<6>奨励賞/第1部門 研究・評論 「愛媛学を拓く」(創風社出版) 愛媛大学・松山大学愛媛県南予地域共同研究プロジェクトチーム(「チームびやびや」)著 

2021年1月17日(日)(愛媛新聞)

「南予の魅力を発信していきたい」と抱負を語る松山大の市川虎彦教授(本人提供)

「南予の魅力を発信していきたい」と抱負を語る松山大の市川虎彦教授(本人提供)

「共同で取り組んだ成果が評価されてうれしい」と受賞を喜ぶ愛媛大の若林良和教授(本人提供)

「共同で取り組んだ成果が評価されてうれしい」と受賞を喜ぶ愛媛大の若林良和教授(本人提供)

「南予の魅力を発信していきたい」と抱負を語る松山大の市川虎彦教授(本人提供)

「南予の魅力を発信していきたい」と抱負を語る松山大の市川虎彦教授(本人提供)

「共同で取り組んだ成果が評価されてうれしい」と受賞を喜ぶ愛媛大の若林良和教授(本人提供)

「共同で取り組んだ成果が評価されてうれしい」と受賞を喜ぶ愛媛大の若林良和教授(本人提供)

【地域の魅力 発掘発信 産業や環境4分野収録】

 

 愛媛大と松山大の教員計10人が2015~16年、南予で行った共同研究の成果をまとめた。両大の連携や文理融合の視点から「地元学」を試行し、社会、産業、環境、スポーツの4分野の計10編を収録。地域の多様性や潜在能力を伝え、課題解決への指針を示した。

 

 各章では、魚食教育や組織化による農業の人材確保といった基幹産業を掘り下げたほか、個性的な景観や西予市の乙亥相撲、愛南町の県無形民俗文化財「正木の花とり踊り」など歴史や文化の継承にも光を当てている。

 

 チームの愛称「びやびや」は「新鮮」を意味する南予の浜言葉。各教員が専門性を生かし、水産業を海洋環境から考察し、各市町のごみ分別の違いに着目するなど、従来にないテーマや分析手法でアプローチしている。

 

 各章を貫くのは地域資源、地域協働、地域アイデンティティーの三つのキーワード。地元の魅力を地域組織や自治体、企業などと連携して発掘・再認識し、愛着や誇りが生まれることを念頭に執筆した。教科書的な内容をイメージし、写真やイラストを交えて親しみやすい記述を心掛けた。

 

 合宿や打ち合わせなど計21回にわたる研究会や報告会を経ての出版。成果は両大の授業に生かし、地元関係者とのネットワークづくりにもつながっている。

 

 共同代表を務める愛媛大副学長で南予水産研究センターの若林良和教授は「二つの大学が共同で取り組んだ成果が評価されてうれしい。地域連携の突破口となり、多面的、多重的に地域資源を掘り下げるきっかけにしたい」と力を込める。松山大人文学部の市川虎彦教授は「これまであまり知られていなかった地域資源を発信できた。今後も南予の魅力をもっと伝えていきたい」と抱負を語った。

 

    真相追求 みんなの特報班

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