カーリング 全国高校選手権28日開幕
連続出場 武田(愛媛大附属高)「今年は1勝を」
2021年1月17日(日)(愛媛新聞)

全国高校カーリング選手権に向け、ショットを練習する武田美咲希=15日、イヨテツスポーツセンター

全国高校カーリング選手権に向け、ショットを練習する武田美咲希=15日、イヨテツスポーツセンター
28日から青森市で開かれる全国高校カーリング選手権に、愛媛大附属高2年の武田美咲希(17)が、西日本代表の一員として2年連続で出場する。自身が考案した「届け、仲間と紡ぐこの一投」がスローガンに選ばれた今大会。前回、果たせなかった1勝を目指して練習に熱を入れている。
中学2年の冬から、県カーリング協会がイヨテツスポーツセンターで週1回開いている練習会に参加し、高校1年でカーリング甲子園と呼ばれる全国高校選手権に初出場。ただ、結果は予選リーグ4戦全敗で「自分のミスもあって、悔しい結果だった」と振り返る。
【昨年より成長 手応え】
初の全国大会で北国の選手のプレーの正確性や試合巧者ぶりを目の当たりにし、「全国はすごい。今のままだと歯が立たない」と感じた武田。高校のソフトボール部の活動と掛け持ちしながら、この1年は基礎のレベルアップに励んだ。
スケートリンクの使えない夏場は、競技性が似ている「ボッチャ」でショットの感覚を養い戦略も勉強。フォームも改善させ「氷にも慣れてきた。昨年より成長できている」と手応えを語る。
県内でカーリングに取り組む高校生は武田だけで、今回は兵庫県と青森県の計3選手とチームを組み、北海道や東北勢の強豪に挑む。「いつかは愛媛の選手だけでチームをつくりたい」と夢を明かしつつ、迫る大舞台へ「勝ちにつながるプレーをして、去年できなかった1勝をまず達成したい」と力を込めた。