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真剣勝負 人気の秘訣

「プレバト!!」出演 俳人・夏井いつき(松山在住) 出演者 着実に成長/改作はせずに添削

2021年1月11日(月)(愛媛新聞)

出演者で最も論理的なのはタレントの東国原英夫。「なぜその句がだめなのか分析できる」と語る夏井いつき=松山市内

出演者で最も論理的なのはタレントの東国原英夫。「なぜその句がだめなのか分析できる」と語る夏井いつき=松山市内

 バラエティー番組「プレバト!!」(TBS系=県内はあいテレビ、木曜夜)で「俳句の才能査定ランキング」のコーナーで添削などを担当する松山市在住の俳人・夏井いつき。人気を博す同コーナーを2013年の11月から支える夏井は「30年近く俳句を浸透させるために種をまいてきたが、手植え。『プレバト!!』はバズーカ砲に種を詰め込んで発射している感じ」と評する。

 また、コーナーが7年以上続く秘訣(ひけつ)を「台本なし、リハーサルなし、カメラを止めずに一気に収録する真剣勝負。俳句のコーナーの収録は約40分だが、実際の放送も35分ぐらい。あまりカットされていない。出演者が仕事を超えて『まじ』でやっているからでは」と分析する。

 俳句に興味を持つ芸能人の増加を実感する夏井。「彼らは番組に呼ばれなくても句を作り腕を磨いている」。番組がきっかけで俳句を始めたという俳優の梅沢富美男もその一人。梅沢は小さな句帳を持ち歩いているという。今や番組認定の「永世名人」だが、「実は最初の頃、他の出演者があまりに下手だったので『才能あり』にせざるを得なかった。でも、この時に自信をつけてどんどんうまくなっていった」と明かす。「『破調』に走らず正統派の句を作り続けているのがポイントかな」とも。また、収録後に夏井に質問しておさらいをして帰る俳優の中田喜子のような例もある。

 特に出演者の中で上達ぶりが印象的なのは、お笑いコンビ「FUJIWARA」の藤本敏史。今や番組認定「名人10段」だが、「芸人さんなのに最初は『凡人』の塊みたいだった。平凡な句を連発し見込みなしと思っていたのに。すごく努力したのだと思う」と振り返る。

 辛口添削ともいわれる夏井だが、「下手な句を下手、うまい句をうまいと正直に評価しているだけ」と語る。「添削とは、作者が表現したいことと字面の隙間を埋める作業。良くなるからといって、作者の意向を無視して改作してはいけない。番組で添削の範囲を示しているつもり」と狙いを語る。

 「これからも俳句という軸をぶれさせずに淡々と添削を続けるだけ」ときっぱり。ワイドショーのコメンテーターなど俳句に関係のない出演や仕事の依頼も来るが、断っているそうだ。

    真相追求 みんなの特報班

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