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行くのが怖い/リスク軽減策を

首都圏再び「緊急事態」 県内受験生困惑

2021年1月8日(金)(愛媛新聞)

大学受験を前に、済美高校の自習室で勉強する3年生=6日午後、松山市湊町7丁目

大学受験を前に、済美高校の自習室で勉強する3年生=6日午後、松山市湊町7丁目

 菅義偉首相が7日、東京都と埼玉、千葉、神奈川3県を対象に再発令した新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言。関東方面で近く大学受験を予定する県内高校生らは一様に不安を口にしており、国に対し感染リスクの軽減を求める声も上がった。

 

 

 

 関東地方の国立大や私立大を志望する済美高校3年の生徒(18)は、「この1年、ずっとコロナに巻き込まれてばかり。これ以上めちゃくちゃにしてほしくない」と吐露した。

 

 第1志望の国立大は昨夏、新型コロナの影響で2次試験の中止を発表したといい「対策が無駄になった」とうつむく。東京では併願する私立大を受験予定だが、東京は感染者数が愛媛とは桁違いに多いだけに「試験は実施してほしいが(感染して)他の人にうつすことを考えると行くのが怖い」と悩んでいる。

 

 同校3年の生徒(18)は「関東方面の滞在が無理となったら、地元近くで受験できるようにしてほしい」と望む。松山東高校3年の男子生徒(17)は「受験でウイルスを持ち帰らないように気を付けるが、国や自治体のリーダーも率先して、試験会場の感染対策や周辺の混雑回避などに取り組んでもらいたい」と対策を求めた。

 

 高校や学習塾は、生徒の不安解消やサポートに力を注ぐ。松山東高校は、受験生への注意事項をまとめたチェックリストを8日の始業式で配布する予定。こまめな手指消毒のほか、滞在先のホテルで室内の乾燥を防ぐ対策を呼び掛ける。同校は「受験生に動揺が広がらないようサポートし、まずは直前の共通テストに万全の状態で臨めるよう全力を尽くす」としている。

 

 済美高校進学課は、試験内容が変更となる可能性も考えられるため、受験する大学のホームページ(HP)を随時確認するよう指導した。

 

 学習塾「寺小屋グループ」は、試験直前になって体調に異変を感じた際に相談できる大学の窓口を把握しておくよう助言している。また家庭でも、マスクを着用したまま勉強するなど試験本番を想定した準備をするよう勧めている。

 

 同塾マナビス事業管理部の亀井伸泰さん(48)は「関東圏の大学の受験を希望する生徒は、感染リスクを理解した上で強い気持ちで臨んでいるが、不安はあると思うので、気を付けて対応したい」と話した。

 

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