料理研究家と愛媛FC選手
健康な体は食事から 県警機動隊員らに講演
2021年1月5日(火)(愛媛新聞)

食事の重要性を説明する山瀬理恵子さん(左)と功治選手

食事の重要性を説明する山瀬理恵子さん(左)と功治選手
食事から健康な体をつくる秘訣(ひけつ)を学ぼうと、県警はこのほど、東温市田窪の県警機動隊庁舎で料理研究家の山瀬理恵子さんと夫でサッカー愛媛FCの功治選手による講演会を開いた。機動隊員や家族ら計約100人が免疫力向上などに必要な栄養素を学び、食への意識を高めた。
新型コロナウイルスの影響で、機動隊員らは密になりやすい訓練を控えており、食生活から改善し体力や気力の向上につなげようと企画。昨年12月28日に開催した。
理恵子さんは体を支える主要な栄養素の役割について解説。体内で栄養素をつなぎ合わせるマグネシウムを「サッカーで言うとパスを出す司令塔的役割」と表現し、意識的に摂取するよう呼び掛けた。試合前にはエネルギー源の炭水化物を中心に取り、終了後には疲労回復のため消化に良い鍋料理などを勧め「食事に対する意識を変えればパフォーマンスも変わる」と強調した。
功治選手もアスリートの立場で日ごろの食生活の大切さを訴え「得た知識を実行に移すことが大事。できるところから取り入れてみてほしい」と話した。