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第100回全国高校ラグビー大会

松山聖陵 猛追及ばず 昌平に12―26 終盤、連続トライ許す

2020年12月29日(火)(愛媛新聞)

【昌平―松山聖陵】後半6分、次々と相手守備をかわして独走し、トライを決める松山聖陵・中村一(中央)=花園ラグビー場

【昌平―松山聖陵】後半6分、次々と相手守備をかわして独走し、トライを決める松山聖陵・中村一(中央)=花園ラグビー場

 ラグビーの全国高校大会第2日は28日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で1回戦16試合が行われ、愛媛代表の松山聖陵は12―26で昌平(埼玉第2)に敗れた。前回準優勝の御所実(奈良)が報徳学園(近畿・兵庫)を24―5で退け、2回戦に進出した。

 

 

 

 【評】キックを生かして接戦に持ち込んだ松山聖陵だったが、終盤に引き離された。

 

 7点を追う前半22分、敵陣内で得たスクラムからの展開中にSO中村一が左隅へ大きくキックパスし、キャッチしたWTB永江がトライを奪った。

 

 14―5の後半6分、ハーフウエー付近の右サイドのラインアウトからSO中村一が相手守備を次々とかわして独走トライ。2点差に追い上げたが、終盤にキックパスなどから連続トライを奪われた。

 

 

 

◆反省を次に生かす◆

 

 【松山聖陵・渡辺悠太監督の話】 ゲームの流れのあやで出たミスが敗因。中盤エリアで2年生選手らにミスがあった。ただ、同じ方向を向いてちゃんとラグビーができたのは収穫。反省を次に生かしたい。

 

 

 

【高精度キック 強豪に堂々】

 

 雨上がりの花園の空に、楕円(だえん)球が敵陣目掛けて何度も舞った。FW陣の体格で劣る状況を打開するため、SO中村一主将の精度の高いキックを多用。敵陣内でのプレーを増やして接戦に持ち込んだが、及ばなかった。

 

 「エリアマネジメントをすればトライを取る自信はあった」と中村一。自陣で得たボールはキックに徹した。作戦が実を結んだのが前半22分。敵陣内で得たスクラムからの展開中に、中央付近でボールを持った中村一がとっさに左隅へ大きくキックパス。走り込んだWTB永江が直接キャッチしてトライを奪い、2点差に迫った。

 

 後半にも中村一の気迫の独走トライで再び2点差。守備でも出足の鋭い低いタックルを続け、FWの体格差を感じさせない展開に持ち込んだ。しかし、終盤の勝負どころでキックパスなど攻め方を変えてきた相手に連続トライを奪われて引き離された。「ラグビー偏差値の差」と渡辺監督。

 

 今年、創立60周年を迎えた松山聖陵。多くの運動部が実績を残すが、渡辺監督は「学校のリーダー、看板はうちだと。ラグビーで人生を変えようとやっている」と自負する。休日などには全日本クラスの大学生や社会人も参加するオープンな練習環境で実力を養い、地域清掃などにも取り組む真摯(しんし)な姿勢が、近年の躍進の裏にある。

 

 目標のベスト8進出はかなわなかったが、後輩へ「悔しさを忘れず力を付けて達成してほしい」と中村一主将。激戦区を勝ち抜いてきた強豪相手に、堂々たる戦いだった。

 

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