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第100回全国高校ラグビー大会

新田 無念の惜敗 城東に29―31 最終プレー 逆転許す

2020年12月28日(月)(愛媛新聞)

【城東―新田】後半、縦への突進で攻撃の起点を作る新田・脇田(中央)=花園ラグビー場

【城東―新田】後半、縦への突進で攻撃の起点を作る新田・脇田(中央)=花園ラグビー場

 第100回全国高校ラグビー大会は27日、史上最多となる63校が参加して、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため開会式は実施せず、来年1月9日の決勝まで全試合を無観客で開催。愛媛勢は四国代表の新田が29―31で城東(徳島)に競り負けた。

 

 28日は、県代表の松山聖陵が昌平(埼玉第2)との初戦に臨む。

 

 

 

【最終プレー 逆転許す】

 

 【評】ラストプレーで逆転を許した新田が競り負けた。

 

 前半2分、左への展開からリターンパスを受けたSO南が先制トライ。逆転を許した後、快足のWTB小倉が右サイドを突破し、2連続トライを奪って同点で折り返した。

 

 後半3分、12分にも小倉が抜け出してトライを挙げ、3度目のリードを奪った。しかし、残り1分を切ってから自陣でボールを失うと、最終プレーでトライとキックを決められ、逆転負けした。

 

 

 

【「判断ミス」あと1歩】

 

 「判断ミス。最後に守りに入ってしまった」(SH武智主将)。後半残り1分を切って29―24とリード。自陣ゴール前ながらFWのアタックで時間を消化し、ノーサイドの笛を聞くつもりだった。しかし、密集内でボールを失い、ラストプレーで同点。キックも決められ、無観客のスタジアムに相手の歓喜の声がこだました。

 

 立ち上がりから、武器である展開ラグビーは存分に発揮した。パスの後を追うように交差して走って人数を余らせ、決定力のあるWTB小倉が快足を飛ばして4トライ。小倉は「勝ち負け関係なく、見せたかったラグビーでトライは奪えた」と胸を張った。だが、狙っていた相手キックを受けた後の反撃で「陣形が崩れているところを突こうとしたが、相手守備が良くて突けず停滞してしまった」とCTB渡部。リズムに乗れないまま5度リードが入れ替わるシーソーゲームとなった。

 

 初代からの部訓は「黙々堂々」。堂々とした戦いぶりは変わらぬ一方、今の選手は練習時からグラウンドでよく意見を交わす。昨年からスマートフォンの分析アプリも活用。試合動画を手分けして編集し共有する。「私と選手では見方が違い、イメージを修正できた」(亀岡監督)、「見返すと理解が深まり、技術が上がる」(ナンバー8仙波)。2大会ぶりの花園出場は細かなコミュニケーションを大切にした結果だ。

 

 先発出場15人中9人が2年生。「まだ課題が見つかった。守備やミスに厳しくなり、また1年後に花園に来たい」と2年武智。花園が夢の舞台から戦う場へと変わった一戦だった。

 

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