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「フィッシュガール」奮闘

全国地域ブランド総選挙挑戦 宇和島水産高・水産食品研究部

2020年12月6日(日)(愛媛新聞)

戸島のブリ養殖業者(左)にインタビューする宇和島水産高生

戸島のブリ養殖業者(左)にインタビューする宇和島水産高生

戸島の女性たちに教わって調理したブリ料理を味わう生徒ら

戸島の女性たちに教わって調理したブリ料理を味わう生徒ら

戸島での取材を終え、早速インスタグラムに投稿する生徒

戸島での取材を終え、早速インスタグラムに投稿する生徒

コンテスト審査に向け、ブリの調理風景を動画に収める生徒

コンテスト審査に向け、ブリの調理風景を動画に収める生徒

【若者視点「戸島ぶり」アピール 漁協支所と協力】

 

 全国の高校生や大学生が地元の地域団体とタッグを組み、地域ブランドのPRや新商品のアイデアを競う「全国地域ブランド総選挙」に、県内から唯一、宇和島水産高校水産食品研究部「フィッシュガール」が挑んでいる。県漁業協同組合うわうみ支所と協力し、若者の視点で養殖魚「戸島ぶり」の魅力を広めようと奮闘する。

 

 

 

 コンテストは、地域名と商品・サービス名を組み合わせた商標について、一定の要件を満たした場合に登録を認める「地域団体商標制度」の普及と活用促進を目的に特許庁などが開催する。2017年度から地域を限定して実施してきたが、今回は対象エリアを全国に拡大。15チームが名乗りを上げた。

 

 参加チームは地域団体商標権者に取材し、知り得た地域商品やサービスの魅力を写真共有アプリ「インスタグラム」で投稿する。発信内容に加え、各チームがPRツールとして作る2分間の動画と地域ブランドを活用した新商品・ビジネスのアイデアやPRプランが審査され、11日に地区代表9チームが決定。来年2月にオンラインで決勝戦を行い、プレゼンテーションによって入賞者が決まる。

 

 フィッシュガールの活動テーマは「戸島ぶりは天然よりもおいしい」。宇和島市戸島で養殖されているブリを通し「養殖は天然より劣っているというイメージを変え、魚に親しみを持ってもらえるようにしたい」と意気込む。

 

 11月14日には、取材のため1年生2人と3年生2人が船で戸島へ向かった。沖合のいけすで餌やりを見学し、養殖歴42年の久保田壮一さん(60)にインタビュー。動画を撮影しながら養殖の工夫や出荷作業の苦労、お薦めの食べ方などを聞き取った。久保田さんは「これからも戸島ぶりは進化し続ける。どんどん広めていって」と期待を寄せた。

 

 島内では、地元の女性3人にこつを教わりながら料理に挑戦。ぶりしゃぶ、ぶりカツ丼、あら汁などのメニューを完成させて頬張り、おいしさに目を丸くした。

 

 取材を終え、1年の黒川帆奈海さん(15)は「手間暇をかけて戸島ぶりが育てられていると分かったので、もっと広めていけるよう力になりたい」と意欲を新たに。山下咲良さん(16)は「インターネットで調べるだけでは分からないことを知れた。このおいしさを伝え、多くの食卓に並ぶようにしたい」と思いを語った。

 

 メンバーが投稿しているインスタグラムでは、いけすの様子や教わったメニューを紹介。善玉コレステロールを増やして生活習慣病の予防になったり、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)が豊富で脳を活性化させてくれたりするとして「食べなきゃ損!」とブリをアピールしている。

 

    真相追求 みんなの特報班

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