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2年ぶり46度目

新田が大勝 花園つかむ 高校ラグビー四国ブロック

2020年11月24日(火)(愛媛新聞)

【新田―土佐塾】前半1分、新田・小倉(右から2人目)が抜け出し、先制のトライを決める=県総合運動公園球技場

【新田―土佐塾】前半1分、新田・小倉(右から2人目)が抜け出し、先制のトライを決める=県総合運動公園球技場

 ラグビーの第100回全国高校大会の各県2位校による四国ブロック代表(1枠)決定戦最終日は23日、県総合運動公園球技場で決勝を行い、新田は91―7で土佐塾(高知)に快勝し、2年ぶり46度目の花園切符をつかんだ。

 新田は開始直後から素早いパス回しで小倉、仙波、南が連続トライを奪って主導権を握り、その後もトライを量産した。

 新田は12月27日から大阪・花園ラグビー場で予定されている全国大会に出場する。

 

【評】前半早々にトライを奪った新田が波に乗り、大勝した。

 前半1分、右への展開からWTB小倉が抜け出して先制トライ。4分にラインアウトからパスをつないでナンバー8仙波が中央突破、7分には右サイドを抜けると最後はSO南が中央にトライした。

 村田や土居、高原ら8人が計13トライを奪い、武智らのトライ後のキックも全て成功。反則はゼロと最後まで主導権を渡さなかった。

 

【素早いパス トライ量産 「古豪」から「強豪」へ】

 開始わずか1分。流れるようなパスを受け、WTB小倉が右サイドを駆け抜けた。「みんながつないで空けてくれたおかげ。トライでいいスイッチを入れられた」。試合前練習の活気そのままに先制した新田が、その後もトライを量産。花園への切符をつかんだ。

 1回戦から中1日。故障者を考慮してスタメンを大幅に変更したが、影響を全く感じさせなかった。タックルを受けた後、素早い集散から球を出し、途切れることなくパスを展開。先制トライで勢いに乗ると、キックパスしたSO南が自ら捕球してトライを挙げるなど、思い切ったプレーが続く好循環だった。ミスの続いた1回戦から見違える姿を示し、武智主将は「花園に行きたいという気持ちを前面に出せた」と納得の表情だった。

 2度の花園4強など過去の栄光が語られ、古豪と呼ばれることは多い。だが、今の選手の取り組みを知る亀岡監督は「(昔は強かったと)ばかにされているみたい」と憤る。今大会17本全てのキックを決めた武智は早朝練習を継続。ミーティングなどは指導者抜きで行い、選手自身の力で答えを模索するという。「自分たちで考えないと前には進めない」とCTB渡部。決勝中もマークなどの声を掛け続けながら、実直に戦ったフィフティーン。新田の歩みは、現在進行形だ。

 試合後、渡部の口からは観客席へ向け、2年前の先輩を超えるベスト16の目標が宣言された。「負けたチームの思いも背負って、一戦必勝で勝ち進みたい」と武智主将。負けを知る新田が、四国代表として聖地へ挑む。

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