FC今治
昇格争い佳境 J3 2~7位 勝ち点3差
2020年11月21日(土)(愛媛新聞)
J3は残り6試合と大詰めを迎えている。前節、首位秋田が優勝を決め、残るJ2昇格枠は一つ。2~7位が勝ち点3差でひしめく大混戦の中、J1年目のFC今治も6位につけ、虎視眈々(たんたん)とその座を狙っている。
2位争いは、勝ち点49の長野が頭一つ抜け出しているが、鳥取と相模原が同47で続き、さらに岐阜とFC今治、熊本が同46で並ぶ状況だ。
FC今治の直近5試合の成績は4勝1分け。課題だった複数得点を挙げて2連勝中と波に乗るが、次節のホーム福島戦の次から、アウェーで長野、秋田との上位対決が続き、厳しい戦いが待ち受ける。
シーズンによってチーム数に違いはあるものの、J3でここ3年の2位の平均勝ち点は60。FC今治が到達するには、残り6試合で4勝2分け以上の成績が必要で、1敗すれば一気に状況は苦しくなる。
チームの好調ぶりについて、主将の楠美は「けが人が多いが、出場機会に恵まれなかった選手が日ごろからしっかりと準備し、試合で力を発揮していることが最大の要因」と強調。ホームは残り3試合。「前半戦はホームで勝てず、サポーターに悔しい思いをさせた。最近は結果が出ており、応援の拍手からは大きな期待を感じる。チームを一層後押ししてほしい」と呼び掛けている。