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新田に逆転勝ち

高校ラグビー県予選 松山聖陵V2 花園へ

2020年11月16日(月)(愛媛新聞)

【松山聖陵―新田】後半20分、松山聖陵・伊藤(中央)がトライを決めて19―13とする=県総合運動公園球技場

【松山聖陵―新田】後半20分、松山聖陵・伊藤(中央)がトライを決めて19―13とする=県総合運動公園球技場

【松山聖陵―新田】後半11分、新田・小倉(中央)が左中間にトライを決め11―14とする=県総合運動公園球技場

【松山聖陵―新田】後半11分、新田・小倉(中央)が左中間にトライを決め11―14とする=県総合運動公園球技場

【松山聖陵―新田】後半20分、松山聖陵・伊藤(中央)がトライを決めて19―13とする=県総合運動公園球技場

【松山聖陵―新田】後半20分、松山聖陵・伊藤(中央)がトライを決めて19―13とする=県総合運動公園球技場

【松山聖陵―新田】後半11分、新田・小倉(中央)が左中間にトライを決め11―14とする=県総合運動公園球技場

【松山聖陵―新田】後半11分、新田・小倉(中央)が左中間にトライを決め11―14とする=県総合運動公園球技場

 ラグビーの第100回全国高校大会県予選最終日は15日、県総合運動公園球技場で決勝を行い、第1シードの松山聖陵が21―13で第2シードの新田を破り、2年連続5度目の栄冠をつかんだ。

 

 松山聖陵は前半、先制されたがFW戦を制し、松野のトライで逆転。後半、伊藤のトライで差を広げた。

 

 松山聖陵は12月27日から大阪・花園ラグビー場で予定される全国大会に出場。準優勝の新田は21、23の両日、同球技場で開かれる四国各県2位校による四国ブロック代表(1枠)決定戦に挑む。

 

 

 

 【評】FW戦を制した松山聖陵が着実に加点して逆転勝ちした。

 

 パスミスやペナルティーで攻め込まれる展開が続いたが、キックで敵陣に入った前半14分にFWの波状攻撃からプロップ松野が逆転トライ。後半2分にも敵陣でつくったモールから再び松野が押し込んだ。後半20分には相手が外へ出したボールを素早くリスタートして大きく展開し、フランカー伊藤がトライを決めて引き離した。

 

 新田は前半7分にSH武智のペナルティーキックで先制。逆転された後、武智のキックで1点差に迫り折り返した。リードを広げられた後半11分、WTB小倉のトライで再び1点差に迫ったが、及ばなかった。

 

 

 

◆ミスが続いた試合◆

 

 【松山聖陵・渡辺悠太監督の話】勝って良かったと、ほっとしている。気持ちの面で受けてしまい、ありえないミスが続いた最悪の試合だった。自分たちのペースを乱したときに戻す大変さを体感できたのは収穫。

 

 

 

◆全国で力示したい◆

 

 【松山聖陵・プロップ松野選手】(2トライの活躍)「花園8強の挑戦権を得られてうれしい。バックスとFWのサポートで取れた、15人の思いのつまったトライ。一からつくり直して、自分たちは全国で通用すると示したい」

 

 

 

◆良いゲームできた◆

 

 【新田・亀岡政幸監督の話】挑戦者としてどこまで戦えるかという部分で、選手は積極果敢にプレーし頑張ってくれた。パワーラグビーにやられて、最後は点差が開いたが、良いゲームができた。次につなげていきたい。

 

 

 

◆警戒したが力負け◆

 

 【新田・プロップ脇田選手】(3年生FWとして体を張る)「FWのみんなで練習してきたことはできた。(相手の)モールは警戒していたが、力負けしてしまった。チームとしても個人としても反省点が見えた試合だった」

 

 

 

【FW陣奮起 緊張打破 松山聖陵】

 

 「自分が何もできなかった悔しさ。相手の時間をつくってしまった」。松山聖陵のSO中村一主将は勝って悔し泣きした。「県内圧倒」を掲げていたものの、花園の切符が懸かった一戦の緊張は想像以上。硬さが目立ち、序盤からパスミスが続いて今大会2試合連続で130点超えの展開力は鳴りを潜めた。

 

 追い打ちをかけるようにペナルティーキックを決められ、得点でも追う立場となった。これまでの戦いとは違った重苦しい雰囲気だったが、打破したのが「自分たちFWは勝てている。バックスの分も」(フランカー魚師)と奮起したFW陣だった。

 

 敵陣に入りさえすれば止まらなかった。前半14分、キックで攻め込んだ後、密集からFWが交代で縦へ縦へ。最後は松野がトライを決めた。1点リードの後半開始直後にも、相手陣内で組んだモールを崩さず押し込んだ。体を張って流れを取り戻す頼もしい背中に、「ラグビーは15人でするんだと肌で感じた」と中村一。バックスも本来の姿を取り戻し、伊藤の「しっかりターンオーバーを外へ展開できた」というトライで差を広げた。

 

 39大会ぶりに聖地を踏んで4年。選手獲得の面でも花園出場の看板の影響は大きく、大阪を中心に有力選手が集まる。県内と県外選手の融合、バックスとFWが一体となった層の厚いチームができつつある。選手時代に全国優勝の経験がある渡辺監督も「愛媛では笑われるけれど、全国ベスト8と口外してきた。プラン通りできれば面白いチーム」と大きな期待を寄せる。

 

 県内ライバルとの接戦から最後に学んだ魂のラグビーを胸に、「あと1カ月、一日一日を大切にしてベスト8を実現させたい」(中村一)と聖地へ挑む。

 

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