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高校駅伝県予選

女子 八幡浜が圧巻14連覇 男子は宇和島東5年ぶり頂点

2020年11月2日(月)(愛媛新聞)

【女子】主将としてチームをけん引した八幡浜の1区・上田=西条ひうち陸上競技場

【女子】主将としてチームをけん引した八幡浜の1区・上田=西条ひうち陸上競技場

 第71回男子、第32回女子全国高校駅伝県予選は1日、西条ひうち陸上競技場の特設コース(男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ)であり、男子は宇和島東が2時間7分15秒の県高校最高記録で5年ぶり7度目の頂点に立った。女子は八幡浜が1時間11分14秒で14連覇を果たした。

 スタート時の気温は19度、湿度59%。男子は宇和島東が1区で首位に立つと、最後までトップを譲らなかった。女子は八幡浜が終始安定した走りで、1位を守り抜いた。

 優勝した宇和島東と八幡浜は全国大会(12月20日・京都市)に出場する。

 

【八幡浜 走り盤石 首位守り抜く】

 【レース経過】4区間で区間賞を奪った八幡浜が、盤石の走りで連覇記録を14に伸ばした。1区上田が一時トップを譲るも2位に15秒差をつけてたすきをつなぎ、2区三好がさらに差を広げた。3区山本、4区小野も安定した走りで続き、最終区徳山は自身が持つ区間記録を27秒更新する新記録でゴールした。

 聖カタリナ学園は終始2位をキープ。4区山崎が区間賞の好走を見せ、3位の今治北に4分半以上の差をつけた。

 

 ◆1区で流れできた◆

 【女子1位の八幡浜・倉田茂監督】1区で流れをつくり、勝利を決められた。新型コロナウイルスの影響で合同練習も少なく、3年生不在という不安もある中、主将の上田を中心にいいチームができている。

 

 【都大路へ成長誓う】

 沿道で指示を出していた八幡浜の倉田監督は目を疑った。2年生エースの1区上田がまさかの2番手で通過。走り終えた上田に声を掛ける。「残念。でもよく頑張った」「え、私抜きましたよ」。この時、監督は14連覇を確信したという。「この流れがつくれたなら、もう大丈夫」

 新型コロナウイルスによる練習量の低下に加え、初の3年生不在という不安要素を抱えた絶対王者。「精神的負担が多い分、成長度合いも大きかった」と倉田監督は2年生の強さを評価した。

 上田はレース前半、「相手ではなく、自分が引っ張る走り」を実行。だが常に後ろから聞こえてくる「怖い足音」に、4キロ地点でトップを明け渡す。気持ちは折れかけ、監督からも「後が抜くから、そのままでいい」と指示を受けたが、家族や仲間の声援に奮い立った。「主将の意地で1位で渡したかった。最後に粘れてよかった」

 続く三好も持ち味である安定感の高い走りを披露。昨年は左膝のけがを抱えていたが「今年は1年生を引っ張る思いで自信を持って走れた」とリードを広げ、下級生の待つ3、4区へつないだ。5区徳山は8月に肉離れを起こし、出場も危ぶまれる中、地道なリハビリで復活。区間新も記録し、2位に49秒差をつけてゴールし圧巻の力を見せつけた。

 倉田監督は1年生の山本と小野の活躍もたたえ「3年生不在でこんな強いチームができるとは」と舌を巻いた。全国経験者の2年生3人は「自分を超える走りをする」と口をそろえる。都大路まで約1カ月半。さらなる成長で再び監督をうならせたい。

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