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秋季四国高校野球・決勝

聖カタリナ 涙の準V 明徳義塾に1―5 5回以降 本塁遠く

2020年11月2日(月)(愛媛新聞)

【明徳義塾―聖カタリナ学園】先発し、6回2失点と試合をつくった聖カタリナ学園・仲田=春野球場

【明徳義塾―聖カタリナ学園】先発し、6回2失点と試合をつくった聖カタリナ学園・仲田=春野球場

 秋季四国地区高校野球大会最終日は1日、高知市の春野球場で決勝を行い、初の決勝進出を果たした聖カタリナ学園(愛媛1位)は1―5で明徳義塾(高知1位)に敗れ、準優勝となった。明徳義塾は2年連続11度目の優勝。

 

 聖カタリナ学園は4回に同点に追い付いたが、5回に1点を勝ち越され、8回にも追加点を奪われた。

 

 成績は来春の選抜大会出場校選考の参考資料となり、来年1月29日の選考委員会で出場校が決まる。

 

 

 

 【評】聖カタリナ学園は明徳義塾の左腕を攻略できず、涙をのんだ。

 

 0―1の四回、高岡と堀越の長打で同点に追い付いたが、五回以降は足達の2安打にとどまった。ストライクゾーンを幅広く使った投球に的を絞りきれず、本塁が遠かった。

 

 守りは、先発した仲田が130キロ台半ばの直球にチェンジアップなども交えてアウトを稼いだ。七回から救援した桜井は立ち上がりは三者凡退に抑えたが、八回に3安打を浴びるなどして3失点し、勝負を決められた。守備陣は、二回の先制点献上につながった野選が痛かった。

 

 

 

 【先発 緩急駆使 収穫の一戦に】

 

 「強くなるチャンスがもう1試合残っている」。前日の準決勝終了後、聖カタリナ学園の越智監督はほぼ確実にした甲子園出場について問われ、こう答えた。迎えた決勝、明徳義塾の壁はやはり高かったが、収穫のある一戦となった。

 

 一番の好材料は先発した仲田の好投。準決勝で179球を投げたエース桜井に代わり、先発マウンドに立った2年生右腕は「走っていた」(捕手石川)ストレートを軸に強力打線にひるむことなく立ち向かった。

 

 初回1死二塁のピンチは招いたが、中軸相手に力のないフライアウトなどに仕留めた。三回以降は緩急も駆使し、6回2失点。終盤まで1点を争う好ゲームを演出した。

 

 「桜井がいつもいい投球をし、自分も投げたかった。桜井はライバル。冬にレベルアップし、背番号1をつかみたい」と仲田。対する桜井もこの日の仲田が「刺激になった」。切磋琢磨(せっさたくま)は投手力の底上げにつながるはずだ。

 

 課題が明確になったこともまた収穫。安打数は明徳義塾の6本に対し、聖カタリナ学園は5本とほぼ対等だったが、点差は4点開いた。越智監督は「勝負強さが課題。この冬にしっかりと練習したい」と克服を図る。

 

 「打ち勝つ野球」を掲げるも、今大会3試合の総得点は8。物足りなさの半面、投手陣を中心に終盤まで粘り強く守り、勝機を見いだす勝ち方を身に付けつつある。打力との融合がかなえば―。春が待ち遠しい。

 

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