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14日決勝

県高校サッカー 新田・済美 決勝進出

2020年11月1日(日)(愛媛新聞)

【準決勝 済美―帝京第五】後半、粘り強い守りで、相手の攻勢をしのぐ済美の選手(手前右)=北条スポーツセンター

【準決勝 済美―帝京第五】後半、粘り強い守りで、相手の攻勢をしのぐ済美の選手(手前右)=北条スポーツセンター

【準決勝 八幡浜工―新田】前半、相手選手と激しく競り合う新田・青野(左)=北条スポーツセンター

【準決勝 八幡浜工―新田】前半、相手選手と激しく競り合う新田・青野(左)=北条スポーツセンター

【準決勝 済美―帝京第五】後半、粘り強い守りで、相手の攻勢をしのぐ済美の選手(手前右)=北条スポーツセンター

【準決勝 済美―帝京第五】後半、粘り強い守りで、相手の攻勢をしのぐ済美の選手(手前右)=北条スポーツセンター

【準決勝 八幡浜工―新田】前半、相手選手と激しく競り合う新田・青野(左)=北条スポーツセンター

【準決勝 八幡浜工―新田】前半、相手選手と激しく競り合う新田・青野(左)=北条スポーツセンター

 サッカーの第99回全国高校選手権県大会は31日、北条スポーツセンター陸上競技場で準決勝2試合を行った。新田は八幡浜工に6―0で大勝して2年連続の決勝進出。済美はPK戦の末に帝京第五に競り勝ち、6年ぶりに準決勝を突破した。

 

 新田は前半23分に日浦のゴールで先制すると、その後も追加点を重ねて大差をつけた。済美は0―0のまま迎えた延長後半1分に久保の得点で先制。終了間際に追い付かれたが、PK戦を制した。

 

 決勝は14日正午から、県総合運動公園ニンジニアスタジアムで行われる。

 

 

 

【新田、6G零封 盤石の展開】

 

 2年連続で決勝に駒を進めた新田は6得点を挙げて快勝。攻守の切り替えや球際の争いで八幡浜工を圧倒し、ほとんどの時間を相手陣内でプレーする盤石の試合運びを見せた。

 

 立ち上がりこそ、スピードに乗って背後を狙う相手FWに攻め込まれたが、「入り方が難しいのは分かっていた。焦らず落ち着いてペースをつくることを心がけた」と大野主将。前半23分に日浦がクロスに合わせて先制し、28分、36分に追加点。後半も流れは止まらず、計6ゴールで押し切った。

 

 失ったボールを奪回する速さが光る。攻撃が相手DFに引っかかっても、即座に中盤の岡田や青野がプレッシャーをかけ、奪い返してしまう。高い位置でボール奪取と波状攻撃を繰り返した結果が、6得点と被シュート2本の数字だ。青野は「相手はつないでくるイメージがあった。プレスで追い込めると思った」と誇った。

 

 昨年は1点差で涙をのんだ舞台に再び上る。「1年間ずっと目指してきた場所。最後の試合が一番厳しいと思う。自分たちの力が試される」と大野。「やってきたスタイルを見せられた」(清水監督)という最高のプレーで、頂点への挑戦権を勝ち取った。

 

 

 

【済美、エース投入 流れ戻す】

 

 ここまでの3試合を大差で勝ち上がってきた済美にとって、準決勝は今大会初めての神経戦になった。エース不在の前半を耐えきった守備陣の粘りが、勝利への細い糸をたぐり寄せた。

 

 10月24日の準々決勝で、司令塔であり得点源でもある玉上が負傷。この日のスタメンに大黒柱の名前はなかった。試合は、序盤からシンプルな攻撃を徹底する帝京第五に押し込まれる展開。「ボールの収まりどころがなかった」(宮本監督)と、自陣から脱出することも困難な状況だった。

 

 しかし、ここで崩れなかった。「曖昧な対応をすると一番苦しくなる。割り切って、大きく蹴り出してもいいと思っていた」と藤沢主将。体を張った守りで決定的なシュートはほぼ打たせず、後半のエース投入を待った。

 

 後半10分に玉上が入ると、済美は徐々に流れを押し戻した。延長戦、PK戦でも集中は途切れず、4年連続で敗退中だった準決勝の「壁」を突破した。

 

 玉上は「みんな本当に頑張って、ベンチで涙が出た。今までの僕らなら、やられていたと思う。みんなの気持ちが結果になった。決勝までの2週間で準備したい」。9年ぶりの頂へ、済美が大きな試練を乗り越えた。

 

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