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2020
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野球の魅力 コスタリカに

青年海外協力隊 越智さん(松山商高元コーチ) コロナで一時帰国 球児とビデオ教材製作

2020年10月31日(土)(愛媛新聞)

今治北高の選手らの協力を得てプレー動画の撮影を行った越智陽水さん(左)=25日、坊っちゃんスタジアム

今治北高の選手らの協力を得てプレー動画の撮影を行った越智陽水さん(左)=25日、坊っちゃんスタジアム

越智陽水さん

越智陽水さん

今治北高の選手らの協力を得てプレー動画の撮影を行った越智陽水さん(左)=25日、坊っちゃんスタジアム

今治北高の選手らの協力を得てプレー動画の撮影を行った越智陽水さん(左)=25日、坊っちゃんスタジアム

越智陽水さん

越智陽水さん

 野球王国愛媛の伝統を胸に、中米コスタリカに野球の魅力を伝えようと奮闘する県人がいる。元松山商高野球部コーチで、青年海外協力隊員の越智陽水さん(26)だ。「自分が行った証しを残したい」とこのほど、県内の高校球児の協力を得て、指導用のビデオ教材を製作した。

 高校時代に松山商で甲子園を目指していた元球児の越智さん。大学卒業後、母校で保健体育の講師として勤務しながら野球部の指導に携わった。生徒と向き合う中で「(指導者として)自分にはまだ経験が足りなかった。せっかくなら、人とは違う経験を積んでみたい」と決心し、協力隊に応募した。

 2019年12月からコスタリカへ派遣され、同国のサントドミンゴ市野球協会で小中学生への野球教室やコーチ陣に指導法の提案を行ってきた。サッカーが盛んなコスタリカで、野球人口は約千人。身体能力は高いが「自分がうまくプレーをしたいという思いが強く、他人への思いやりが足りない」と感じたという。

 そんな中、20年に入ると新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月に一時帰国を余儀なくされた。現在は毎週金曜日にリモートで、コスタリカの選手にトレーニング法を紹介しているが「本当に伝わっているのか、分かりづらい」と話す。試行錯誤を続ける中で「ミスのカバーや助け合いのプレーを通じて、選手の意識を変えたい」と、フォーメーションプレーやカバリングを学ぶビデオ作りを実施した。

 晴天に恵まれた25日の坊っちゃんスタジアム。松山商時代の恩師で、今治北高の重沢和史監督と選手の協力を得て、越智さんは内外野の連係やカットプレーを動画に収めた。プレー以外にも、ベンチで野球道具を準備する球児の様子も撮影し、礼儀や道具を大事にするといった野球の教育的意義への気付きを得られるよう配慮した。

 ビデオは、シチュエーションごとに守備の原則をまとめたテキストとともに、再派遣の際に持っていく予定だ。越智さんは「日本の球児が楽しんでプレーしていることが、画面越しに伝わると思う。再派遣されたら、日本と現地の高校生をリモートでつなぎたい」と目尻を下げる。「コロナ禍でやりきれない感情もあるが、コスタリカの人たちとの再会を楽しみに、最後までやり抜きたい」と語った。

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