一般観戦は不可
全国高校駅伝県予選 11月1日号砲・西条
2020年10月30日(金)(愛媛新聞)


第71回男子、第32回女子全国高校駅伝の県予選は11月1日、西条ひうち陸上競技場を発着・中継点とする特設コース(男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ)で男子7校、女子5校が参加して行われる。男女の優勝校が全国大会(12月20日、京都市)に出場する。
スタートは男子が午前11時、女子は午前11時15分。合同チーム(男子3、女子2)がオープン参加する。大会中はコースの一部で、車両の全面通行止めや車線規制を実施する。応援は学校関係者と保護者のみで、一般観戦はできない。
11月14、15の両日に香川県で開催予定だった四国大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が決定している。
【3校軸に競り合いか 男子】
【男子】新居浜東、宇和島東、松山商の3校を軸に、競り合うレースが見込まれる。
前年大会で初優勝を果たした新居浜東は、5000メートルのチーム平均タイムが唯一の14分台と選手層が厚い。1区原、3区吉田ら都大路経験者が残り、安定した力を発揮しそう。
宇和島東は、5000メートルで全国高校大会5位入賞の宮岡、県高校選手権を制した梅崎の二枚看板。2人が引き寄せた流れをものにできるかどうかが鍵になる。
昨年、四国ブロック代表として全国大会に出場した松山商は、エース大谷を筆頭に、亀岡、久保貴らの経験値を生かしたい。
各校はコロナ禍に伴う練習不足という課題を抱えており、優勝の行方はレース展開次第。エースがそろう最長区間1区では、30分切りの好記録にも期待がかかる。
【八幡浜 一歩抜け出す 女子】
【女子】14連覇が懸かる八幡浜に、聖カタリナ学園、新居浜東が挑む展開になりそう。
八幡浜は1、2年生のみのエントリーだが、県高校選手権で中長距離2冠の上田、前年大会で5区区間新をマークした徳山ら実力者ぞろい。下級生にも地力があり、一歩抜け出している。
聖カタリナ学園は前年大会の経験者が多く残る。5区福田は2年ながら3000メートルのタイムでチームトップ。3年の主将岡田と浜野も、最終学年の意地を見せたいところだ。新居浜東は1区一井、2区小野が鍵。各区間の距離が短いことから、出だしの2区間でしっかりリードを広げたい。