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四国アイランドリーグplusの全日程終了

愛媛MP 最下位の要因は「選手層の薄さ」 相次ぐけが 投手陣疲労 打線も力不足

2020年10月30日(金)(愛媛新聞)

今シーズン最終戦を終え、ファンにあいさつする愛媛MPナインら=25日、宇和島丸山球場

今シーズン最終戦を終え、ファンにあいさつする愛媛MPナインら=25日、宇和島丸山球場

 四国アイランドリーグplus(IL)の全日程が終了し、愛媛マンダリンパイレーツ(MP)は優勝した徳島と6・5ゲーム差の最下位に終わった。開幕から低迷した今シーズン。要因として浮かび上がるのは選手層の薄さだった。

 野手、投手ともにけが人が相次いだ今季。序盤の泣きどころは、正捕手が離脱したバッテリーを軸とする守り。開幕10試合で計57失点を喫し1勝9敗と出だしからつまずいた。

 象徴的だったのは7月2日のホーム香川戦。先発の長島知輝が初回1死も奪えず降板し計14失点の大敗。投手陣が11四球を与え、3暴投3捕逸も記録し、河原純一監督は「投手ではない。ただ投げる人」と厳しい言葉を並べた。

 7月下旬から、昨季投手に転向しリリーフで新境地を開く活躍を見せた、4年目の福田融司を再び捕手で起用し守りは安定。福田が正捕手になって以降、平均失点は5・6から2・8に改善する。

 シーズンの折り返し38試合終了時点での成績は18勝18敗2分けの2位で、優勝した徳島とは1・5ゲーム差。序盤の出遅れを挽回していた。

 後半戦の失速の大きな原因はブルペンにある。元々、投手は4チーム中最少の12人。うち2人はけがでシーズンでの登板はなく、実質10人での戦いだった。

 救援陣の不足はいかんともしがたく、頼れる存在は服部健太のみ。その服部がけがで離脱を余儀なくされた9月中旬以降は、一時、済美高時代、投手経験のある野手の宇佐川陸をブルペンに回す事態に発展。先発投手が崩れたら終わりの薄氷の試合が続いた。

 リーグで100イニング超の投球回数を記録した6人中4人が愛媛MP。萩原拓光、菅原誠也、正田樹、平松航の4人とも先発ローテーションを担い、防御率2点台をマークした。登板間隔が通常の中7日前後から中3、4日に縮まった終盤戦も試合をつくり続けたが、疲労の色は隠せなかった。

 「受けていて、明らかにボールがきていない感じがあった」と捕手の福田。球数を抑える苦心のリードを続けたが、試合の終盤に点を失う場面が多くなるのは、やむを得なかったとも言える。

 援護するべき打線もまた力不足。チーム打率2割1分4厘、総得点184はともにリーグワーストで、河原監督がシーズン中に何度も挙げていた「好機での一本」という課題を解消できないままだった。

 けが人に泣かされたと言えばそれまで。新型コロナウイルスの影響で開幕が3カ月遅れた分、例年にない過密日程が追い打ちをかけたことも事実だ。

 ただ、今季17人の新入団選手のうち、主力と言えたのは、投手では菅原と服部、打者では7本塁打でタイトルを獲得した小笠原康仁の3人。新たな戦力の上積みが乏しく、離脱者をカバーできる厚みを欠いていた。

 先発ローテ陣に故障者が出なかったことは不幸中の幸いだが、終盤には中継ぎ登板翌日に先発するなど、過剰な負担をかけた。今後の選手獲得面で、マイナスイメージになることが懸念される一方で、河原監督が「もう1人、2人(試合で戦える投手が)いれば」と声を落としたように、今季に限れば、指揮官の選択肢も限られていた。

 26日にあった日本野球機構(NPB)のドラフト指名も9年連続で逃した。今季の最下位を招いた選手層の問題は一過性と言えない状況。フロントを含めた球団全体で立て直しを目指さなければ、存在意義は下降線を描き続けることになる。

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