ログイン
Myページ
Myページ

愛媛新聞ONLINE

2020
122日()

ログイン
Myページ
愛顔会員Myページ
MENU

第29回愛媛農林水産賞 受賞者紹介

特別賞 元県職員 戸田正和さん(71)(砥部町)

2020年10月28日(水)(愛媛新聞)

退職後も林業の後継者育成に力を注ぐ戸田正和さん

退職後も林業の後継者育成に力を注ぐ戸田正和さん

【林業技術指導 橋渡し役】

 林業職として県に入庁以来約50年間、林業者の育成に力を注ぐ。従事者が減る中、洪水調節や二酸化炭素吸収などさまざまな森林機能を高めるためにも林業の仕事は必要不可欠だと確信している。「誇りや使命感を持った人材を育てたい」

 県職員時代に林家の技術指導や後継者対策、若手の林業技術者研修などに励み、担い手育成の重要性を実感した。2009年の退職後も労働安全や森林整備の専門知識などを教え、今も年間50日程度指導する。

 10年度からは労災防止専門調査員として、林業事業体などで労働安全対策を講習する。研修で心掛けているのは向上心や意欲が湧くようになるべく褒めること。そして何より伝えたいのは安全第一の大切さだ。

 林業は3K(きつい、汚い、危険)といわれてきたが「作業道の整備や機械の開発でしんどさは軽減され、作業着も機能的できれいになった。今も残っているのは危険」と戸田さん。林業で1年間に発生する死傷者数は労働者千人当たり32・9人(17年)で、全産業の約15倍に上る。安全性の確保は「業界や行政と一緒に取り組まなければならない課題」と使命感を口にする。

 技術革新が日々進む中「ついていけるように勉強しながら、分かりやすく教える橋渡し役をこれからも担いたい」と熱く思いを語った。

    おすすめ記事

    <プレスリリース>一覧

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。