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林業従事者、安全確保へ 久万高原町

消防署員ら携帯不通地で救助訓練 整備中の独自無線網活用

2020年10月17日(土)(愛媛新聞)

左肩に装着したLPWA子機を介して救助要請するけが人役の町職員

左肩に装着したLPWA子機を介して救助要請するけが人役の町職員

森林内からけが人役を搬送する消防署員

森林内からけが人役を搬送する消防署員

左肩に装着したLPWA子機を介して救助要請するけが人役の町職員

左肩に装着したLPWA子機を介して救助要請するけが人役の町職員

森林内からけが人役を搬送する消防署員

森林内からけが人役を搬送する消防署員

 林業従事者の安全確保を目指す独自の無線通信網を整備中の久万高原町は14日、同町上野尻の笛ケ滝公園ラグビー場周辺で林業災害を想定した訓練を実施し、町消防本部・県消防防災航空隊・町職員の計約30人がけが人搬送までの流れを確かめた。

 

 同町域は9割が森林で、携帯電話の不感地帯が点在。町は低価格で消費電力が少ない通信方式「LPWA」による通信網を2019年から整備している。

 

 作業者が通信機器を携帯することで、SOSの発信や位置情報の定時発信が可能。近距離無線通信「ブルートゥース」とスマートフォンを使った文字データのやりとりもできるようになる。

 

 訓練では携帯電話がつながらない場所で林業従事者が伐採中にけがをしたと想定。町消防本部と県消防防災航空隊が毎年取り組む合同訓練の一環として実施した。

 

 けが人役の町職員はLPWA子機からSOSを発信し、人数やけがの状況などを伝えた。要請を受けた町消防署員は位置情報を基に要救助者2人を発見し、航空隊のヘリコプターに搬送した。

 

 本部で文字情報をやりとりした池田信行消防司令補は、通信のタイムラグはあったとしながらも使い勝手の良さを評価。「位置情報は電波が届かない場所でも(活動に)使えそうだ」と話した。町総務課の田村裕子総合戦略監は「今回はスムーズに対応できたが、場所によって条件が違う。林業者も交えながら体制を整備したい」と語った。

 

    真相追求 みんなの特報班

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