県コロナ対策
愛南スマ、給食で応援 地元小中に初登場
2020年10月6日(火)(愛媛新聞)
新型コロナウイルスの影響で高級魚を中心に魚の需要が落ち込む中、愛媛県愛南町産の養殖スマが2日、町内の小中学校の給食に初登場。子どもたちは「初めて食べた」「脂が多くてご飯と合う」などと言いながら、次々と平らげた。
県が県内学校給食用に愛媛産水産物を無償提供する新型コロナ対策事業の一環。同町では来年3月まで月2、3回、養殖の媛スマやマダイ、ブリが出される予定だ。
同町柏の柏小学校では、町給食センターの吉岡若菜栄養教諭講師が3、4年生11人に媛スマについて食育講話。天然は「幻の高級魚」といわれていたが、町内で養殖生産・販売に成功したことなどを説明した。「でも新型コロナで愛南の魚が行くところがありません。県がいっぱい食べてねと給食に出しています」と話し、全員で「いただきます」と唱和して食べ始めた。
献立は町産葉ネギ入りのタレがかかった「媛スマの和風グリル」。3年の男子児童(8)は「やわらかくておいしい。うちでも食べてみたい」と箸が止まらない様子だった。
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